海上自衛隊航空補給処

海上自衛隊航空補給処について

海上自衛隊航空補給処（Air Supply Depot）は、海上自衛隊の補給処の一つであり、航空機の装備品に関する補給、整備を中心とした後方支援業務を専門に行う機関です。1998年（平成10年）12月8日に、海上自衛隊の補給・整備部門の組織改編に伴い、新たに編成されました。

概要

航空補給処は、主に航空機の装備品の調達に関わり、入札の際の受け皿としての役割を果たしています。調達した装備品は、全国各地の海上自衛隊の航空基地や艦艇に補給されます。また、装備品の整備も重要な業務であり、航空機の安全な運用を支えています。

航空補給処は、海上自衛隊の航空機の運用を円滑に行うための、後方支援における重要な役割を担っています。

沿革

航空補給処の歴史は、1962年（昭和37年）にまで遡ります。当初は「木更津航空補給所」として、横須賀地方隊の隷下に新編されました。その後、1998年（平成10年）の組織改編により、木更津航空補給所と下総航空工作所が統合され、現在の「海上自衛隊航空補給処」が誕生しました。同時に、下総航空基地には「海上自衛隊航空補給処下総支処」が新設されました。これらの組織は、海上自衛隊補給本部の隷下に編入されています。2001年（平成13年）には、管理部会計課の改編や契約課、原価計算課の新編が行われ、組織体制がさらに強化されました。

組織

航空補給処は、本処と下総支処の2つの拠点に分かれています。

本処

本処は、以下の4つの部署で構成されています。

管理部：人事、会計、総務などを担当します。
計画部：装備品の調達計画や補給計画を立案します。
航空機部：航空機の装備品の整備を担当します。
保管部：調達した装備品を保管、管理します。

下総支処

下総支処は、下総航空基地に所在し、以下の部署で構成されています。

総務課：支処の人事、会計、総務を担当します。
計画課：支処における装備品の調達計画や補給計画を立案します。
整備資料管理課：整備に関する資料の管理を行います。
整備部：支処における装備品の整備を担当します。

主要幹部

航空補給処長は、1等海佐（一）の階級にある自衛官が務めます。

所在地

本処は、千葉県木更津市江川無番地に位置しています。下総支処は、下総航空基地内にあります。

関連事項

海上自衛隊補給本部
海上自衛隊艦船補給処
下総航空基地
館山航空基地

外部リンク

* 海上自衛隊航空補給処

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