海南市立下津女子高等学校

海南市立下津女子高等学校は、和歌山県内にわずか2校しかなかった公立の女子高校の一つです。1958年に下津町立下津高等学校として開校し、当初は昼間定時制の家庭科のみを設置していました。その後、時代の変化とともに学科の改編や名称変更が行われ、女子教育の場として地域に貢献しました。

沿革

1958年 - 下津町立下津高等学校として開校（昼間定時制・家庭科）
1963年 - 家庭科を家政科に名称変更
1966年 - 下津町立下津女子高等学校と改称し全日制高校に改組。女子高校としての歴史が始まりました。
1970年 - 食物科を設置。専門的な知識や技術を学ぶ学科を新設しました。
1991年 - 家政科を廃止し、普通科を設置。多様な進路に対応できる学科へと変更しました。
2002年 - 普通科を廃止し、ライフデザイン科を設置。生活設計に関する専門知識を学ぶ学科を新設しました。
2005年 - 下津町と海南市との合併により、海南市立下津女子高等学校に改称。
2007年4月10日 - 海南市立海南市高等学校と統合し、下津女子高等学校の校地に海南市立海南下津高等学校が開校。新たなスタートを切りました。
2009年3月2日 - 閉校式が行われ、長年の歴史に幕を閉じました。
2009年3月31日 - 閉校。

学科

食物科：食に関する専門的な知識や調理技術を学び、食文化の発展に貢献できる人材を育成しました。
ライフデザイン科：生活を豊かにするための知識や技術を学び、自立した生活設計ができる人材を育成しました。

所在地

〒649-0121 和歌山県海南市下津町丸田87番地

下津女子高等学校は、地域の女子教育を支え、多くの卒業生を社会に送り出してきました。閉校後も、その精神は海南下津高等学校に引き継がれています。跡地は、新たな教育の場として活用されています。

関連情報として、和歌山県高等学校の廃校一覧や、統合先の海南市立海南下津高等学校、統合前の海南市立海南市高等学校についても参照できます。

海南市立下津女子高等学校)

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