海南市立海南市高等学校

海南市立海南市高等学校

海南市立海南市高等学校は、和歌山県海南市に位置していた市立の高等学校でした。特筆すべき点として、県内にわずか2校しかなかった公立の女子高校の一つでした。

歴史

この高校は、海南市と下津町の合併を機に再編計画が持ち上がりました。2005年4月1日に海南市と下津町が合併し、新たな海南市が誕生したことが背景にあります。そして、2007年（平成19年）には生徒募集を停止し、海南市立下津女子高等学校と統合されることになりました。統合後の学校は、海南市立海南下津高等学校として、下津女子高等学校の校地に開校しました。

しかし、在校生は統合後もすぐに新しい校舎へ移ることはなく、2009年（平成21年）3月1日の卒業式および閉校式までは、旧海南市立海南市高等学校の校舎で学び続けました。長年の歴史に幕を閉じた背景には、時代の変化と学校再編の波がありました。

沿革の詳細

1955年（昭和30年）5月1日 - 海南市立海南市高等学校（昼間定時制・家庭科）として設置が認可され、開校しました。
1966年（昭和41年）1月1日 - 定時制課程が全日制課程へと改制されました。
2007年（平成19年） - 生徒募集を停止。海南市立下津女子高等学校と統合し、海南市立海南下津高等学校が下津女子高等学校の校地に開校しました。
2009年（平成21年）3月1日 - 2008年度の卒業式と閉校式が執り行われました。
2009年（平成21年）3月31日 - 閉校となりました。

課程および学科

全日制課程
家政科

所在地

〒642-0002 和歌山県海南市日方1274番地

関連情報

和歌山県高等学校の廃校一覧
* 海南市立海南下津高等学校 - ウェイバックマシン（2007年9月28日アーカイブ分）

閉校後、その名称は海南市立海南下津高等学校に引き継がれましたが、海南市立海南市高等学校としての歴史は、地域住民の記憶の中に深く刻まれています。女子教育の場としての役割を終えましたが、卒業生たちはそれぞれの道で活躍し、その精神は受け継がれています。

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