消防庁長官表彰功績章

消防庁長官表彰功績章について

消防庁長官表彰功績章は、日本の消防庁長官が、消防活動において特に顕著な功績を挙げた消防吏員、消防団員、または消防庁職員に対して授与する表彰記章です。この表彰は、消防に関する表彰の中でも勲章や褒章などの栄典に準じるものとして、非常に高い栄誉とされています。

根拠規定

この功績章の授与は、総務省消防庁が定める消防表彰規程（昭和37年消防庁告示第1号）の第4条第1項第3号および第4項に基づいています。具体的には、以下のいずれかに該当する者が表彰の対象となります。

災害現場において消防作業に献身し、その功績が特に顕著であると認められる者
国際緊急援助隊の派遣に関する法律に基づく国際緊急援助活動、または災害における消防活動に従事し、その功績が特に顕著であると認められる者

これらの対象者のうち、特に功労が多大な者が、消防庁長官表彰功績章の授与対象となります。

授与方法

消防庁長官表彰功績章は、消防庁長官の名において、章記とともに授与されます。この章記には、表彰を受ける者の功績が詳細に記されています。

佩用と返納

この功績章は、受章者本人のみが佩用することが許されています。受章者が亡くなった場合、その遺族は功績章を保存することができます。ただし、受章者が禁錮以上の刑に処せられた場合や、懲戒免職などの処分を受けた場合には、消防庁はその功績章を返納させることができます。

外観の特徴

消防庁長官表彰功績章のデザインは、他の消防庁長官表彰である永年勤続功労章や特別功労章などと同様に、金色の消防徽章を中心に、銀色と橙色の装飾が施されているのが特徴です。これにより、消防関係の表彰記章としての統一感が保たれています。

類似の表彰記章

消防庁長官表彰には、功績章の他にも以下のような種類があります。

消防庁長官表彰特別功労章
消防庁長官表彰功労章
消防庁長官表彰顕功章
消防庁長官表彰永年勤続功労章
* 消防庁長官表彰国際協力功労章

これらの表彰は、それぞれ異なる功績や貢献を評価するものであり、受章者の業績に応じて授与されます。

関連事項

消防庁長官表彰功績章は、日本の栄典制度における勲章や褒章、表彰、表彰記章、表彰歴章といったものと関連付けられます。これらの制度は、社会や公共の利益に貢献した個人や団体を称えるために設けられています。

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