深澤武久

深澤武久は、1934年1月5日に静岡県で生まれました。弁護士であった父親が、経済的に困難な依頼人のために尽力する姿を見て、自身も弁護士を志すようになりました。

1957年に中央大学法学部を卒業後、1961年に弁護士登録を行い、弁護士としてのキャリアをスタートさせました。その後、東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長といった要職を歴任し、弁護士会におけるリーダーシップを発揮しました。

2000年9月には、最高裁判所の判事に任命され、司法の中枢で活躍しました。2004年1月に定年退官し、再び弁護士として登録。同年6月には小田急電鉄の監査役にも就任し、企業経営の一翼も担いました。

2005年11月には、長年の功績が認められ、旭日大綬章を受章しました。2014年5月には、母校である学校法人中央大学の理事長に就任し、教育分野にも貢献しました。2017年5月に理事長を退任しましたが、その間、大学運営に多大な影響を与えました。

深澤武久は、弁護士、最高裁判所判事、学校法人理事長、企業監査役といった多岐にわたる分野でその手腕を発揮し、日本の司法、教育、企業経営に大きく貢献した人物として知られています。著書に『法廷に臨む －最高裁判事として』があり、最高裁判事としての経験や法に対する考えを知ることができます。

主な経歴

1957年：中央大学法学部卒業
1961年：弁護士登録
1993年：東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長
2000年9月：最高裁判所判事就任
2004年1月：最高裁判所判事定年退官、弁護士登録
2004年6月：小田急電鉄監査役
2005年11月：旭日大綬章受章
2014年5月：学校法人中央大学理事長就任
2017年5月：学校法人中央大学理事長退任

著書

『法廷に臨む －最高裁判事として』（信山社、2011年）

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