清水基嗣

清水基嗣：プロレスと故郷への情熱

清水基嗣（しみず もとつぐ）は、1977年7月14日生まれの日本のプロレスラー。闘龍門の3期生として入門するも、怪我に苦しみデビューできず、スタッフとして下積みを経験しました。しかし、その経験は後の彼の活動に大きな影響を与えることになります。

デビューからElDorado時代

2000年2月26日、メキシコでの荒井健一郎戦でデビュー。怪我からの復帰戦では横須賀享と対戦するも、再び故障。闘龍門時代は限られた試合出場にとどまりました。闘龍門分裂後はDRAGON GATEに移籍するも、試合出場はなく退団。その後、プロレスリングElDoradoやみちのくプロレスで活動しました。ElDoradoでは、卍丸との試合で会場の備品を破壊することが名物となり、観客を沸かせました。

2007年には、卍丸と共に自主興行「清水・卍ナイト〜青春を取り戻せ!」を開催。賞金を卍丸の肩の手術代に充てるなど、仲間思いの一面も見せました。

軍団Ken加入とSECRET BASE設立

2006年12月、みちのくプロレスでKen45°がバナナ千賀らを折檻する姿を見かねて軍団Kenに加入。勝手に副リーダーを宣言し、Kenを困惑させ、千賀との間で抗争を繰り広げるなど、コミカルな一面も持ち合わせています。

2008年12月、ElDoradoの解散後、フリーとなり、2009年1月には元ElDorado所属選手を中心に自主興行「プロレスリングSECRET BASE」を設立し、自ら代表に就任しました。SECRET BASEは2011年に団体化を果たし、現在も活動を続けています。

大日本プロレスでの活躍と団体運営

2009年以降は大日本プロレスを主戦場とし、デスマッチやハードコアマッチにも積極的に参戦。その一方で、SECRET BASEの代表として団体運営にも携わるなど、多才な活動を展開しています。デビュー前の裏方経験を活かし、ファンを楽しませる団体運営を心掛けています。

北方領土への想い

清水は、ルーツを北方領土である国後島・東沸に持ち、先祖の墓があることから、叔父と共に不定期に訪問しています。2020年のNHK取材では「元島民2世」と答え、同地の日本人の墓地の修復運動や返還運動に力を入れています。故郷への強い想いが、彼の活動の原動力の一つとなっています。

プロレスラー以外の顔

2018年6月3日、調布駅近くにメキシコ特産の蒸留酒メスカルを名物とする「Sports Bar Secret Oasis」をオープン。プロレスラーとしての活動に加え、バーの経営者としての顔も持っています。

得意技

ダブルアトミックボムズアウェイ（ダイビングフットスタンプと同型）
マシュマロヘッジホッグ
ネックロマンティック
メスカリンドライブ
メデューサヘッド
ケミカルクラッチ
アグネア

タイトル歴

GWC認定タッグ王座
CAPTAIN OF THE SECRET BASE無差別級王座
CAPTAIN OF THE SECRET BASE無差別級タッグ王座

清水基嗣は、プロレスラーとしての活動にとどまらず、団体運営、バー経営、北方領土返還運動など、多岐にわたる分野で活躍する人物です。その行動力と情熱は、多くの人々に勇気を与えています。

もう一度検索