清水太志郎

清水 太志郎について

清水太志郎（しみずたいしろう）は1981年8月6日生まれ、宮崎県日南市出身の元プロバスケットボール選手であり、現在はバスケットボール指導者として活躍しています。彼はポイントガードとシューティングガードのポジションでプレイしていました。

来歴

清水選手は8歳からバスケットボールを始め、日南市立吾田中学校を経て宮崎県立小林高等学校に進学しました。高校3年生の1999年には、全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会（インターハイ）でベスト8、また全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会（ウインターカップ）では準優勝という成績を収めました。

2000年には筑波大学に進学し、卒業後の2004年に日本リーグの大塚商会アルファーズに入団しました。その後、2005年にbjリーグが発足すると、トライアウトを経て埼玉ブロンコスにドラフト外で入団。2005-06シーズンにはレギュラーシーズン全40試合に出場しました。

次のシーズンにはプレータイムが増え、アシスト数でリーグ8位に輝くなど活躍を見せました。また、2007-08シーズンからは埼玉ブロンコスのキャプテンを務め、2008-09シーズンには2年連続で全52試合に出場しました。この時期の彼の背番号は1でした。

2010年オフにフリーエージェント権を行使し、2010-11シーズンからは新たにbjリーグに参入した宮崎シャイニングサンズに移籍。2012年には大分ヒートデビルズに移籍し、2012-13シーズンには全52試合でスターティングメンバーとして出場し、3月には月間MVPを受賞しました。

その後もライジング福岡やサンロッカーズ渋谷でプレーし続け、2019年には現役を引退して、渋谷のアシスタントコーチに就任しました。2021年には三遠ネオフェニックスのアシスタントコーチとなり、2022年にはヘッドコーチ代行を務めることになります。

エピソード

清水選手がプロ入りしてからのチームは、しばしばトラブルに見舞われました。埼玉ブロンコスでは経営難と最下位争いに苦しむ一方、宮崎シャイニングサンズや大分ヒートデビルズでは経営破綻やリーグ加盟の完全断念を経験しました。特に大分時代には、シーズン中に運営が変更され、給与未払いという困難な状況にも直面しています。サンロッカーズ渋谷ではアキレス腱を断裂する大怪我を病み、三遠ネオフェニックスでは成績不振からヘッドコーチが休養してしまい、自らが指揮を執ることになりました。

このような背景もあって、清水選手は実力の割に評価されづらい存在として知られています。

記録

清水選手の主な記録には、以下のようなものがあります。

• - bjリーグオールスターゲーム出場（2006-07, 2007-08, 2010-11, 2011-12, 2012-13）
• - 週間MVP：6回
• - 月間MVP：1回

清水太志郎は、困難を乗り越えながらも自身のキャリアを全うし、現在は若手選手育成という新たな舞台で活躍しています。

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