清水康次

清水 康次（しみず こうじ）

清水康次は1969年10月17日に広島県広島市佐伯区で生まれ、長距離種目やマラソンを専門とする元オリンピック選手です。身長は176cm、体重は現役時代の52kgです。彼は広島県立西条農業高校を卒業後、大東文化大学に進学しました。大学時代は陸上競技に明け暮れ、特に駅伝競技での活躍が目立ちました。清水選手は、同大学の全日本大学駅伝において、1年次、2年次、4年次に参加し、2年次には優勝を果たしました。

経歴

清水は大学4年時の1991年に出雲、全日本、箱根の学生三大駅伝でフル出場を果たし、その中でも第68回箱根駅伝では2区を任され、区間5位という好成績を収めました。このレースは彼にとって初めてで最後となる箱根出場でした。その後、故郷のNTT中国（現在のNTT西日本広島支店）に入社し、実業団選手としてのキャリアをスタートしました。

入社後の1997年には東京国際マラソンで優勝し、一躍その名を知られる存在となりました。以降、国内外のマラソンで実績を上げ続けました。彼の記録は特に印象的で、サブテン（マラソンを2時間10分以内で完走）を4回達成し、この成績は当時の日本人最高記録として称賛されました。

2000年には、長距離選手として名を馳せた麓みどりと結婚し、私生活でも充実した日々を送りました。しかし、2002年にはNTT西日本陸上部が解散し、彼のキャリアに転機が訪れました。彼だけが「シンボル選手制度」のもと、個別支援を受け続けましたが、それには成績次第という厳しい条件がありました。清水選手はサポートする妻や仲間たちに感謝しながら、マラソンに挑み続けました。

2004年にNTT西日本大阪が陸上部に格上げされる際、清水選手の大阪への異動が要件となりました。これを受け、彼は仲間のためにも大阪へ移籍する決心をしました。彼の献身的な努力が実を結び、陸上部の再編に寄与しました。

最終的に清水は、2008年に東京マラソンでラストランを行い、選手としてのキャリアを終えました。その後、NTT西日本陸上競技部の監督に就任し、選手たちを指導する立場へと移行しました。

主なマラソン成績

• - 1993年：アムステルダム[[マラソン]]（30キロ）優勝
• - 1997年：東京国際マラソン優勝（2時間10分09秒）
• - 1998年：びわ湖毎日[[マラソン]]3位（2時間09分57秒）
• - 2001年：福岡国際マラソン2位（2時間09分28秒）
• - 2003年：びわ湖毎日[[マラソン]]4位（2時間08分28秒）

自己記録

• - マラソン：2時間08分28秒

清水康次は、アスリートとしての輝かしい実績だけでなく、指導者としても次世代の選手たちを育成するための努力を続けており、今後の活躍も期待されています。

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