清水昇 (野球)

清水昇（しみずのぼる）のプロフィールと経歴

清水昇は1996年10月15日生まれ、東京都足立区出身のプロ野球選手で、東京ヤクルトスワローズに所属する投手です。右投左打で、日本プロ野球において特に注目される選手の一人です。シーズン最多ホールド記録（50ホールド）を保持しており、その活躍は多くのファンに支持されています。

経歴

プロ入り前

清水は足立区立江北小学校時代に少年野球団体「ジュニアヤンガース」でプレーを開始しました。その後、駿台学園中学校では軟式野球部に所属し、3年時には全国中学校軟式野球大会でベスト8入りを果たしました。帝京高等学校では、1年生からエースとして活躍し、特に3年生の夏には東京大会で多くの注目を集めました。

大学時代

國學院大學では、1年からリーグ戦に出場し、2年生からはエースとしての役割を担いました。東都大学リーグでの通算成績は、43試合に登板し、13勝7敗、202三振、防御率は2.83を記録しました。2018年には東京ヤクルトスワローズからの1位指名を受け、11月には契約を結びました。

ヤクルト時代

プロ入りの2019年は、11試合に登板しましたが、0勝3敗、防御率7.27と苦しいスタートを切りました。2020年には、特に好調を維持し、30ホールドを記録。この成績により最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得しました。これは、プロ未勝利の投手がホールドのみで獲得した初めてのタイトルです。

2021年には、プロ初勝利を記録し、さらに横浜DeNAベイスターズとの試合では、36ホールドを達成し球団記録を更新しました。シーズンでは72試合に登板し、3勝6敗、1セーブ、50ホールドを記録し、シーズンホールド数のNPB新記録を樹立しました。オフには大幅な年俸の増額を受け、次シーズンへ向けて期待が高まりました。

2022年は、怪我や不調に悩まされながらも、防御率は改善。良好な状態を保ちながらも、前年の登板数は減少しましたが、安定した投球が評価されました。2023年にはさらに成長し、ノーロードのストラスに切り替え、球団最多の128ホールドを記録。また、オールスターゲームにも出場しました。2024年は調子を崩す季節もありましたが、今後の再起が期待されています。

選手としての特徴

清水昇選手のストレートは最速151km/hに達し、スライダー、フォーク、ツーシームなど多彩な変化球を操ります。投球スタイルは、ストレートとフォークを中心に展開し、特にスライダーの技術は松坂大輔からの指導によって磨かれました。

清水昇はその若さと可能性から、今後更なる成長が期待される選手です。愛称は「シミノボ」で親しまれており、今後も日本プロ野球界を盛り上げる存在であり続けることでしょう。

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