清水梨紗

清水 梨紗（しみず りさ）

清水梨紗は1996年6月15日生まれの日本の女子サッカー選手で、兵庫県神戸市出身です。彼女は現在、マンチェスター・シティWFCに所属し、ディフェンダーとして国内外で活躍する選手です。清水はサッカー日本女子代表としても多くの国際試合に出場し、その才能を証明しています。

経歴

ユース時代

清水は幼少期からサッカーに興味を持ち始め、特に姉の影響を受けて、小学校1年生で神戸コスモFCに入団しました。横浜市へ転居後、FCすすき野レディースに所属。そこで彼女はエースストライカーとして評価され、小学5年生であった際にはすでにチームの中心選手となっていました。
2009年には日テレ・ベレーザの下部組織である日テレ・メニーナに加入。ポジションは当初フォワードでしたが、後にサイドハーフを経て、最終的にサイドバックとして特化していきました。

シニアデビュー

2013年には日テレ・ベレーザに昇格し、なでしこ1部リーグの舞台で初めてプレイしました。2014年にはリーグ戦初ゴールを挙げ、翌年には大学へ進学しながらも全試合に先発、チームのリーグ優勝に貢献しました。その後、2020年にはクラブのキャプテンに就任し、リーダーシップを発揮しました。

2022年にウェストハム・ユナイテッドに完全移籍。契約期間中には多くの経験を積み、2024年にはマンチェスター・シティと新たに契約を結びました。彼女の背番号は2で、このチームでも新たな挑戦を続けています。

代表選手としての活躍

清水は日本の各年代別代表チームでもプレイしており、特にU-17やU-19チームでは重要な役割を担いました。2012年のU-17女子ワールドカップでは、日本チームの中心選手として活躍し、グループリーグでいくつかの重要なゴールを決めました。

2023年には、なでしこジャパンの一員として2023 FIFA女子ワールドカップに参加。ノルウェー戦での決勝点が、彼女にとってのワールドカップ初ゴールとなり、注目されました。しかし、2024年のパリオリンピックでは膝の負傷による出場停止を余儀なくされ、選手生命を脅かす影響を受けましたが、依然として彼女の力強いプレイスタイルは多くのファンに愛されています。

プレースタイル

清水は、比較的華奢な体格ながら、粘り強い守備が持ち味です。瞬発力を活かして、守備をしながらもオーバーラップを繰り返し、攻撃にも貢献しています。また、スピード感あふれるドリブルから、高精度なクロスを上げることにも定評があります。彼女のスタミナは特に高く、女子サッカー界でもトップクラスと称されており、小学校時代にマラソン大会で優勝した経験もあるほどです。

栄誉・タイトル

清水は日テレ・ベレーザにおいて、日本女子サッカーリーグを5回制覇し、皇后杯も5回獲得しました。また、日本女子代表としてもAFC女子アジアカップやアジア競技大会などでの優勝に貢献し、個人でも数々のベストイレブンに選出されています。

彼女のサッカーキャリアは順調であり、今後の活躍も大いに期待されています。

もう一度検索