渋谷区立鉢山中学校

渋谷区立鉢山中学校について

渋谷区立鉢山中学校は東京都渋谷区に位置する区立の中学校です。1814年に創立され、現在の生徒数は109名、教職員は19名という小規模な学校でありながら、個別のニーズに応じた教育を行っています。学校の特色の一つは、理数教育への重点的な取り組みです。

教育内容と特色

鉢山中学校は、平成21年度から渋谷区の理数教育重点校として指定され、独自の教育活動を展開しています。令和5年度にはSTEAM教育（科学、技術、工学、芸術、数学の統合教育）の導入も始まり、大学や研究機関からの専門家を招いた体験型の理数教育が実施されています。また、ハチラボとのコラボレーションによる理数体験授業が行われ、生徒たちは楽しく学びながらスキルを身につけています。

建て替え計画

2022年、渋谷区は「未来の学校のコンセプト」に基づく新しい学校整備方針を発表しました。鉢山中学校もこの計画に組み込まれており、解体工事が2028年度から始まり、2022年度には新しい校舎が完成する見込みです。猿楽小学校と共に小中一貫校となる予定であり、教育の質が一層向上することが期待されています。

学校行事と校外学習

学校では校外学習も重要視されており、宿泊施設も設けられています。この施設は、渋谷区内の社会教育団体に開放されており、地域に貢献しています。特に、山中高原学園や冨山高原学園などでの活動も行われています。

通学区域と選択制度

在校生は、住所に基づいた通学区域に従って指定校が決まりますが、2004年度からは学校選択希望制も導入されています。これにより、生徒は区内の他校を選ぶことも可能で、地域に開かれた学校づくりが進められています。また、保護者の申請により通学指定校の変更もできる調整区域が設けられています。

生涯学習と部活動

学校は生涯学習にも力を入れており、成人向けの学習機会提供や文化・スポーツ教室の案内なども行っています。部活動も活発で、バレーボール部やサッカー部、吹奏楽部など多様な選択肢があります。

アクセス

渋谷区立鉢山中学校へは、JRや東京メトロを利用してアクセスできます。特に渋谷駅から徒歩15分ほどで到着でき、交通の便も良好です。

出身者

この学校からは多くの著名な人物が輩出されています。アイドルの小林美香や音楽の分野で活躍する春日博文、フィギュアスケート選手の立野在など、様々な分野で活躍する卒業生がいます。これらの出身者は、学校の教育が彼らの成長にどのような影響を与えたのかを示す良い例です。

渋谷区立鉢山中学校は、優れた教育と豊かな人材を育成するために日々努力を続けています。

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