温泉シャーク

温泉シャーク

『温泉シャーク』は、2023年に制作され、2024年に公開された日本の特撮アクション映画です。架空の街、S県暑海市を舞台に、温泉とサメという異色の組み合わせで事件が巻き起こる、前代未聞の作品となっています。

あらすじ

S県暑海市で、温泉の利用客が次々と失踪する事件が発生。やがて彼らは、サメに襲われた遺体として発見されます。警察署長は捜査の結果、太古から蘇った獰猛なサメが暑海市の温泉を自由に行き来し、人々を襲っているという驚愕の事実を突き止めます。

キャスト

束伝兵衛：金子清文
万巻貴一：藤村拓矢
巨勢真弓：中西裕胡
花子浩平：内藤正記
マッチョ：椎名すみや
束綾子：高樹澪（特別出演）
万巻鉄左衛門：赤星昇一郎（友情出演）

個性豊かなキャストが、この奇想天外な物語を彩ります。

スタッフ

脚本・監督：井上森人
音楽：神馬譲
テーマ曲：Storytellings
企画協力：サメ映画ルーキー
企画・プロデューサー：永田雅之

製作の背景

地域活性化プロジェクト

「温泉シャーク」は、熱海市の地域活性化を目指し、特撮と温泉をテーマにした日本初のサメ映画制作プロジェクトとして始まりました。映像制作会社PLAN Aが、コロナ禍で仕事が減少した若手クリエーターを支援したいという思いから、映画製作を企画。熱海を舞台にした映画「熱海モンスター」に続き、「温泉シャーク」の構想が生まれました。

困難を乗り越えて

2021年には、コロナ禍に加え熱海市伊豆山土石流災害が発生し、「温泉シャーク」の企画は一時中断を余儀なくされました。しかし、その後も温泉やご当地、特撮をテーマにした作品が制作され、2023年にはサメ映画ルーキーの協力のもと、「温泉シャーク」の企画が再始動しました。

資金調達

クラウドファンディングによる資金調達も行われました。開始からわずか5時間で目標額を達成し、最終的には1,140万円を超える支援が集まりました。支援プランには、サメが画面に登場する回数が増える「サメマシマシプラン」や、映画に出演できる権利など、ユニークなものが用意されました。

撮影

2023年5月末にスタジオ撮影が開始され、6月には熱海市内でロケーション撮影が行われました。特撮シーンは、円谷英二監督の故郷である福島県須賀川市で撮影され、ミニチュアセットや火薬を使った大爆破シーンなども盛り込まれました。

公開とその後

2024年6月20日には、109シネマズ木場にて完成上映会が開催されました。今後は、国内外の映画祭への出品や海外市場でのソフト流通も視野に入れています。

受賞

第一回東京国際サメ映画祭 観客賞
CAMPFIREクラウドファンディングアワード2023 たくさんの仲間を集めた部門 大賞

温泉×サメが生み出す新たなエンターテイメント

「温泉シャーク」は、温泉とサメという異色の組み合わせが生み出す、新感覚のエンターテイメント作品です。地域活性化への貢献、クラウドファンディングでの成功、そして数々の受賞など、多くの話題を集めています。今後の展開にも目が離せません。

もう一度検索