湖東三山パーキングエリア

名神高速道路 湖東三山パーキングエリア

[滋賀県]]愛知郡愛荘町松尾寺に位置する湖東三山パーキングエリア]は、[名神高速道路の上下線両方に設置された休憩施設です。このPAの大きな特徴として、湖東三山スマートインターチェンジ]が併設されている点が挙げられます。[[2013年10月21日、湖東三山SICの開通と同時に、それまでの名称であった秦荘PAから現在の名称に変更されました。NEXCO中日本が管轄する名神高速道路のPAとしては最西端に位置しています。

施設概要

湖東三山PAは、売店のないシンプルな休憩施設です。売店がないPAは珍しく、名神高速道路では羽島PAも同様の形態をとっています。しかし、ドライバーの休憩には十分な設備が整えられています。トイレは男女ともに洋式と和式が用意され、車椅子対応トイレや、同伴の男児のためのトイレも設置されています。駐車場も大型車と小型車用に十分なスペースが確保されています。自動販売機も設置されているため、軽食や飲み物の購入も可能です。上下線ともにバス停留所がありますが、現在は名神ハイウェイバスの急行便廃止に伴い、バス停関連施設は撤去されています。

湖東三山スマートインターチェンジ

湖東三山PAに併設された湖東三山SICは、名神高速道路で初めて、また滋賀県内でも最初のスマートインターチェンジとして2013年10月21日に供用を開始しました。滋賀県とNEXCO中日本、NEXCO西日本の共同事業として建設され、総事業費は約18億8,000万円にのぼります。このうち、約5億円は滋賀県の負担です。

ETC車載器を搭載した全車種が24時間利用でき、上下線両方から出入りが可能です。ただし、SICの上り線入口または下り線出口を利用した場合は、PAの施設を利用できません。当初は「秦荘スマートインターチェンジ」という名称が予定されていましたが、地元の要望により現在の名称になりました。

SICの出入口には、「湖東三山館あいしょう」という情報発信施設があり、地元の特産品などが販売されています。また、このSICは名神高速道路で最長のインターチェンジ間距離(彦根IC-八日市IC間、21.3km)に位置するという特徴も持っています。

歴史と経緯

湖東三山SICの建設は、長年にわたる地元の努力の結晶です。1975年には「秦荘インターチェンジ設置促進協議会」が組織され、陳情活動などが行われてきました。2003年には「（仮称）湖東三山インターチェンジ建設促進期成同盟会」が発足し、建設に向けた取り組みが本格化しました。2009年には実施計画書が提出され、国土交通省の許可を経て、2009年12月25日に起工式が行われました。2013年10月21日の供用開始後、2013年12月27日には「湖東三山インターチェンジ建設促進期成同盟会」は解散しています。

1995年の大渋滞

湖東三山PA(当時秦荘PA)は、1995年12月27日に発生した日本道路交通史上最長の渋滞の起点となりました。大雪による通行止めが原因で発生したこの渋滞は、154kmにわたり、解消までに23時間を要しました。

アクセス

湖東三山PAへは、名神高速道路を利用します。最寄りのインターチェンジは彦根ICと八日市ICです。滋賀県道344号湖東三山インター線が国道307号とSICを結んでいます。

まとめ

湖東三山PAは、スマートインターチェンジと一体となった、利便性の高い休憩施設です。歴史的な渋滞の起点となった場所であり、地域住民の長年の願いが形になった場所でもあります。名神高速道路を利用する際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

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