満開!ピープルテレビ

『満開!ピープルテレビ』は、1987年10月13日から12月22日まで、テレビ朝日系列局で放送されたバラエティ番組です。朝日放送と吉本興業の共同製作で、毎週火曜21:00から21:54に放送されていました。

番組概要

当初は3部構成で、桂三枝（後の六代桂文枝）の担当コーナー、横山やすしの担当コーナー、西川きよしの担当コーナーの3つで構成されていました。その後、番組構成が変更され、三枝のコーナーと、やすし・きよしのコーナーによる2部構成となりました。

放送初回には、記念企画として、横山やすし・西川きよしの漫才と、桂三枝の創作落語が披露されました。この初回放送は、当時朝日放送本社内にあったABCホールで公開収録され、司会は野沢直子と西川弘志が務めました。

コーナー紹介

三枝の嫁入り前はワシの物

このコーナーは、結婚前の女性とその父親を対象にしたクイズ・ゲームコーナーでした。毎回3組の父娘が出場し、桂三枝と野沢直子が司会を担当しました。福井敏雄が、出場者の紹介ナレーションを務めていました。

最終ゲームはパターゴルフで、勝利した出場者にはハワイ旅行がプレゼントされました。ハワイ旅行決定時のファンファーレは、同じく朝日放送製作の『ABOBAゲーム』で優勝決定時に使われていたものが流用されていました。

やっさんの愛の子供劇場

横山やすしが、子供たちに絵本を読み聞かせる朗読コーナーでした。子供たちへの読み聞かせは順調に進められることもありましたが、エンディングで子供たちが騒ぎ出すなどのハプニングも度々ありました。このコーナーは後に、「恋の人間ルーレット」のコーナーへ統合されたため、廃止されました。

きよしの恋の人間ルーレット

西川きよし・弘志親子が司会を務めた恋愛バラエティコーナーです。毎回、男性2人と女性7人が出場していました。電動で回るカジノ風のルーレット盤の前に7人の女性が並び、男性はカゴ型のボールに入ってルーレット盤の中に投げ入れられます。弘志がルーレットのストップボタンを押してルーレットを止め、止まったボールの前の女性に男性が告白します。そして、成立か不成立かを決めるスイッチを押し、成功すればカップル成立となりました。不成立の場合には、罰ゲームとしてカゴ型ボールに入れられ、スタジオの外で公開晒し者にされました。

告白成功時のデートの行き先を決めるパネルは3つあり、そのうちの1つには「たこ焼き屋の屋台でデート」が用意されているのが恒例でした。

後に「やすし・きよしの恋の人間ルーレット」と題してリニューアルし、横山やすしも司会に加わりました。出場者も男性3人と女性5人に変更され、予選を勝ち抜いた者のみがルーレットに挑戦できるルールになりました。さらに、チンピラ風のやすし人形が設定され、弘志が目隠しをしてルーレットを止め、やすし人形にボールが止まると即失格となり、罰ゲームで晒し者になるというルールも追加されました。

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