源村 (新潟県)

源村（みなもとむら）

源村は、かつて新潟県の南西部に位置する中頸城郡に存在した地方自治体（村）です。その歴史は、明治時代後期から昭和時代中期にかけての約54年間に及びます。

成立の経緯

源村は、明治時代の全国的な市町村合併の流れの中で誕生しました。具体的には、1901年（明治34年）11月1日をもって、当時の中頸城郡内にあった水源村の一部、川谷村の全域、そして上吉川村の一部区域が行政的に統合され、新たに源村として発足しました。この合併は、当時の政府が進めていた、小規模町村を合併して行政基盤を強化する政策の一環として実施されたものです。

存続期間

源村は、1901年の成立から1955年の消滅まで、おおよそ半世紀、具体的には約54年間にわたり自治体として存続しました。この期間、村は地域の行政サービスを担い、住民生活の基盤を支える役割を果たしていたと考えられます。

消滅の経緯

その後、源村は独自の行政単位として約54年間存続しましたが、昭和の大合併と呼ばれる時期を迎え、地域再編の波の中でその歴史に終止符を打つことになります。1955年（昭和30年）3月31日、源村は同じく中頸城郡に属していた吉川村および旭村の一部地域と合併しました。この合併は単なる統合に留まらず、同時に町制施行も行われ、新たな自治体である吉川町が誕生しました。源村は、この吉川町の一部となったことで、村としての役割を終え、廃止されました。

源村として存在した区域は、吉川町の成立を経て、現在は上越市の一部となっています。

参考文献

『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目

新潟県の廃止市町村一覧
中頸城郡
吉川町（新潟県）
* 上越市

この情報は、主に参考文献に示された内容に基づいています。源村の詳細な歴史や地域社会の様子については、より専門的な郷土資料などを参照する必要があります。

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