溜池Now

溜池Now（ためいけナウ）

『溜池Now』は、株式会社USENが提供していた無料動画配信サービスGyaOにて、2006年3月20日から2008年11月24日までの間配信されていた、日本の情報番組です。この番組は、元々『増田ジゴロウ MZ-4946』というタイトルでスタートし、tvk『saku saku』のマスコットキャラクターである増田ジゴロウを中心にした特別番組として開始されました。その後、好評を受けて中川翔子がレギュラーとして参加し、情報番組として定着することとなります。

番組は隔週月曜日に新しい内容が公開され、アニメやゲームといった「オタクカルチャー」に関連するテーマを幅広く扱っていました。最初の放送では、増田ジゴロウがあるビルの屋上から無断で電波ジャックをして、自主制作の放送を行うという設定でしたが、第13回からはリニューアルされ、オープニングCGも新しくなりました。

その後の進行として、第30回からはタイトルが『溜池Nowはミッドタウンにお引っ越ししました』に変更されました。これは、USEN本社の移転に伴うもので、番組の展開に変化をもたらしました。第38回では増田ジゴロウの降板が告げられ、以降は新しく登場したMC・早乙女おろちが番組の進行を担当しました。

2008年11月24日には、最終回となる第71回が放送され、全てのエピソードの配信も2009年1月1日に終了しました。最終回のオープニングでは「溜池Now第1部最終章」としてタイトルが紹介されましたが、続く第2部の製作は未定という状態が示されました。

出演者とキャラクター

主な出演者には、月会員の中川翔子（会員No.001）が挙げられ、彼女は第2回からコスプレ衣装で登場するようになりました。彼女の愛称は「しょこたん」として知られ、番組内ではユニークなキャラクターである増田ジゴロウとのコンビで楽しいトークを繰り広げました。

新たに加わった早乙女おろち（第41回 - ）（会員No.002）は、可愛いオス猫のキャラクターで、独特の姿と声で視聴者に親しまれました。おろちのキャラクターデザインはシャシャミンによって作成され、声はバカリズムが担当しました。

その他、溜池ファミリーと称される不定期出演者には、有名なゲストが数多く出演し、多様な視点で番組を盛り上げました。また、過去には増田ジゴロウも重要な役割を果たしていましたが、第38回での降板により、番組は新たな方向性を見せていきました。

番組の評価とエピソード

『溜池Now』はGyaOバラエティ大賞2007の最多月間No.1賞を獲得し、中川翔子がその代表として表彰されるなど、多くの視聴者に支持されていました。また、第57回の放送は何らかの理由で削除され、番組の中でも様々な挑戦を続けていました。配信終了後、すべてのバックナンバーは2009年1月1日に削除され、DVDも販売されるなど、その人気を証明しています。

このように、多様なテーマと多彩なキャラクターたちによって構成された『溜池Now』は、視聴者に深い印象を残し、今も語り継がれる番組の一つとなっています。

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