滝善充

滝善充（たき よしみつ）

9mm Parabellum Bullet（以下9mm）のギタリストとして、その名を轟かせる滝善充。彼の音楽家としての多才な魅力に迫ります。

プロフィール

1983年5月9日生まれ。9mmではリードギターを担当し、多くの楽曲の作曲を手がけています。バンド以外にも、キツネツキではドラムを担当するなど、幅広い音楽活動を展開。他のアーティストのプロデュースも行うなど、その才能は多岐にわたります。

人物像

9mmの楽曲の作曲を多く担当する一方で、作詞にはほとんど関わらないという点が特徴的です。彼のギタープレイは、速弾きやライトハンド奏法を駆使し、多彩な音色を生み出すことで知られ、その姿から「ギターの妖精」という愛称で親しまれています。また、かつて髭を蓄えていた時期には「ギターの仙人」とも呼ばれていました。

ライブパフォーマンスは非常にエネルギッシュですが、楽器への愛情は深く、「メーカーやクラフトマンが丹精込めて作り上げた機材を粗末にするのは、その人達へのリスペクトに欠ける」という信念を持っています。そのため、楽器が壊れるほどの過激なパフォーマンスは行いません。しかし、彼の激しい演奏によって、ギターに多少の傷がついてしまうことは避けられないようです。

エフェクターの自作を趣味としており、スーパーファミコン型エフェクター「SUPER CHAOS」をはじめ、多数の自作エフェクターをライブで使用しています。筐体にもこだわり、「内蔵する精密部品さえ揃っていれば筐体は何でも良い」という考えから、石鹸箱を筐体に使用したエフェクターなども存在します。雑誌『GiGS』の企画では、黄金のキョロちゃん缶を筐体にオートワウを作成しました。

2019年には、9mmのボーカルである菅原卓郎への誕生日プレゼントとしてブースターを制作。後に「DEEP BLUE Booster」として数量限定で販売されています。

お酒好きとしても知られ、特にビールといいちこを好みます。いいちこ好きが高じて、三和酒類の協力のもとでコラボ前掛けを制作したこともあります。

実家は農家であり、田植えや稲刈りの時期には帰省して家業を手伝います。また、物販グッズとして「滝家の米」が数量限定で販売されたこともあります。

幼少期から音楽に親しみ、2歳から中学2年までエレクトーンを習っていたほか、高校時代にはバンドでドラムを担当していました。現在でもキツネツキでドラムを担当するほか、9mmのアコースティックライブでキーボードを演奏することもあります。

2016年11月より腕の不調のためライブ活動を休止。9mmはしばらくの間サポートギタリストを迎えて活動しました。2018年より徐々にライブ活動へ復帰しましたが、サポートギタリストはそのまま据え置き、現在の9mmのライブはトリプルギター編成で行われることもあります。

キツネツキは、滝の腕の不調をきっかけに「リハビリがてら、のんびりやれる音楽活動を」という経緯で結成されたバンドです。

使用機材

ギター

EDWARDS Platinum Edition Karmaster（See Through Black）：現在のメインギター。軽量化・薄型化が図られており、ネックはかつてのメインギターであるSUFFERのネックを流用。ピックアップはセイモア・ダンカン製の「SH-6」を2基搭載。
EDWARDS Ultratone SE Proto Type：現在のドロップDチューニング用メインギター。こちらもSUFFERのネックを流用。
ESP SUFFER（家具Natural / Black）：2019年頃までのメインギター。耐久性を重視した設計で、ピックアップはDiMarzio製の「ToneZone」を採用。

アンプ

Mesa／Boogie Dual Rectifier Solo Head

所属バンド

jamming O.P.
9mm Parabellum Bullet
キツネツキ
ZiNG
mudy on the 昨晩（期間限定メンバー）

外部リンク

9mm Parabellum Bullet official site

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