漆原弘

漆原弘（うるしばら ひろし、1965年 - ）は、建築家であり、Urushibara Architecture and Consultancyを主宰しています。彼の活動の中心はイギリスとアイルランドで、特に学校をはじめとする教育施設の設計を専門としています。

幅広い活動

漆原は、教育施設の設計に留まらず、住宅デザイン、住宅政策、さらには都市デザインといった幅広い分野で研究活動を展開しています。これらの研究成果は、論文発表や翻訳を通じて広く社会に共有されています。

プロフェッショナルとしての資格

建築家としての専門性と知識は、数々の資格によって裏付けられています。建築学博士の学位を持ち、日本国内では一級建築士、英国では政府登録建築家、英国王立建築家協会会員としても活動しています。

生い立ちとキャリア

漆原は鳥取県出身です。1990年に早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程を修了後、SKM設計計画事務所／近代建築研究所でキャリアをスタートさせました。その後、1995年からは、イギリスのヨーク大学大学院博士課程にて集合住宅デザインの研究に励み、博士号を取得しました。

海外での経験

博士号取得後、アイルランドのO’Riordan Staehleや英国のPerkins Ogdenといった建築事務所に勤務し、実務経験を積みました。また、ハンプシャー州建築部局での勤務を経て、2019年に自身の事務所であるUrushibara Architecture and Consultancyを設立しました。

著書と翻訳

漆原は、著述家としても活躍しており、複数の著書を出版しています。共著として、『リノベーションの新潮流～レガシー・レジェンド・ストーリー』、『Creative Local:エリアリノベーション海外編』、『世界の地方創生:辺境のスタート』などがあります。また、翻訳家としては、『コーリン・ロウは語る : 回顧録と著作選』などを手がけています。

これらの活動を通じて、漆原は建築分野における実践と理論の両面から社会に貢献しています。教育施設の設計から都市計画、そして研究活動に至るまで、その活動は多岐にわたります。

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