演劇集団アクト青山

演劇集団アクト青山の概要

演劇集団アクト青山は、アクト青山ドラマティック・スクールの主宰である渥美國泰の弟子たちによって設立された劇団です。この劇団は、アクト青山ドラマティックスクールの卒業生から成り立っており、彼らの演技力や表現力を活かした作品を上演しています。

現在、正規劇団として活動しているのは「劇派・月」と呼ばれるグループで、渥美が存命時から小西優司がその主宰を務めています。小西は演劇集団アクト青山の代表を務め、近代演劇の新たな方向性を見出し、「美しい日本語をもっと日本に」という理念のもとに活動を展開しています。

渥美國泰の遺志を受け継ぐ小西優司

渥美國泰の死後、その後継者として指名された小西優司は、現在演劇集団アクト青山の活動全般を統括しています。彼は発表会やアトリエ公演をはじめ、サマーやウィンター・スクールなど多岐にわたるプログラムを推進しつつ、劇派・月の主宰・演出家や俳優としても活動しています。2010年の秋には、劇派・月としての単独公演が計画されており、その期待が高まっています。

演劇集団アクト青山の使命

演劇集団アクト青山は、失われつつある新劇の美しさや良さを再確認し、その言語の響きや、日本語が持つ美しい発音と文法に焦点を当てています。彼らは古今の名作を上演することを通じて、伝統的かつクラシックな演劇を追求しています。

熟練した俳優陣

この劇団のメンバーは、アクト青山ドラマティックスクールで10年以上にわたって研鑽を積んだ熟練した俳優たちです。卒業後も小西優司を中心に団結し、現在のメンバーは彼を含む7名で構成されています。メンバーには、菊地正人、室井俊介、藤野マキ、安中愛子、千葉滋、暁雅火が名を連ねています。

主な上演作品

演劇集団アクト青山がこれまで上演してきた作品には、岸田國士の『牛山ホテル』や『温室の前』、森本薫の『華々しき一族』や『赦せない行為』、清水邦夫の『楽屋』、アントン・チェーホフの『桜の園』など、さまざまな名作があります。これらの作品を通じて、彼らは日本の演劇文化を広め、次世代に引き継ぐ使命を果たしています。

アクト青山は、演劇を通じて言葉の美しさと演技の卓越性を追求し続け、これからも多くの観客に感動を届けることを目指しています。

もう一度検索