激突!サウンド・フィーバー

『激突!サウンド・フィーバー』

『激突!サウンド・フィーバー』は、1978年10月9日から1979年3月30日までの期間、ニッポン放送で放送されていたラジオ番組です。この番組は、特にナイターオフ期間の20時から21時の枠に編成され、曜日ごとに異なるパーソナリティが多彩なテーマで番組を進行しました。住みともに音楽とトークを楽しむことができるこのプログラムは、リスナーの心をつかんでいました。

番組の編成と特徴

『激突!サウンド・フィーバー』の番組枠は、毎週月曜日から金曜日までの全5本で構成されており、それぞれに魅力的なパーソナリティが担当しました。この形式は、1976年度から続く「ねらえ!サウンドライフ」から引き継がれたもので、当初からのスタイルを踏襲しつつ、リスナーが飽きないように曜日ごとに異なる内容を提供しました。

キャッチコピー「のって・とんで・フィーバー サウンド仲間のホットなヤングタイム」は、番組の活気ある雰囲気を象徴しています。

各曜日の番組内容

• - 月曜日: 山口百恵のカラフル・ポップコーン

パーソナリティは歌手の山口百恵と、大石悟郎が担当。はがきの読み上げを主に大石が行い、リスナーとのコミュニケーションを重視した番組作りが特徴でした。コーナーの中で『月曜ロードショー』ではラジオドラマを楽しむことができ、リスナーからのリクエストによってドラマが展開されるなど、参加型の要素を盛り込んでいました。加えて、百恵による朗読コーナー『ひとりぼっちの紙芝居』も人気を集めました。

• - 火曜日: さだまさしのきままな夜間飛行

この日は、著名なシンガーソングライターさだまさしがパーソナリティを担当。テーマ曲にはさだの楽曲『最終案内』が使用され、聴取者をリラックスさせる雰囲気を醸し出していました。角川書店グループが提供していたこともあり、リスナーにとって特別な体験となるよう、企画が行われていました。

• - 水曜日: ピンク・レディーのスーパー・ポップ・ステーション

人気デュオのピンク・レディーがホストを務め、その中のコーナー「ミーとケイの星占い」は特に好評でした。楽しいトークと音楽が融合し、若者たちに向けたアイデア満載の内容が魅力を引き出していました。

• - 木曜日: 榊原郁恵と神谷明の娘ざかり青春ベストテン

榊原郁恵と神谷明がコンビを組み、青春をテーマにした様々なコーナーを展開。「コントベストテン」や「うそみたいな本当の話」など、エンターテインメント性の高い内容が特徴です。

• - 金曜日: 杉田二郎と渡辺真知子のサウンド・グラフィティ 俺たち音楽仲間

最終日のこの番組では、アーティストの杉田二郎と渡辺真知子が音楽仲間にゲストを招いて進行しました。ゲストと共にリスナーの思い出や、音楽にまつわるトークを展開し、聴取者との強い結びつきを感じることができる内容が人気を博しました。

番組の影響とフォロワーシップ

『激突!サウンド・フィーバー』は、その独自のスタイルでリスナーを魅了し続けただけでなく、放送終了後も後続の番組に影響を与え続けました。また、ネット局があり、各地で独自の形で放送されることで、地域ごとの差別化を図りながらも、同じ魅力を共有することができました。これにより、多くのリスナーに深く愛され続けることとなったのです。

心理的な距離を縮め、音楽を通じたコミュニケーションを促進した『激突!サウンド・フィーバー』は、ただのラジオ番組ではなく、リアルタイムで繋がる音楽仲間の一つの形を示していました。その成果は、リスナーの心に深く根ざしたことでしょう。

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