瀧山久志

瀧山久志：オペラからミュージカルへ、島育ちのジーニー

瀧山久志さんは、山口県萩市見島出身のミュージカル俳優です。豊かな自然に囲まれた島で育ち、高校卒業を機に本州へ進学。大阪芸術大学音楽学科で研鑽を積んだ後、バリトン歌手として活動を始めました。

オペラ歌手から劇団四季へ

確かな歌唱力と表現力でオペラ歌手としてキャリアを積んだ瀧山さんですが、2007年、劇団四季のオーディションに見事合格。「オペラ座の怪人」でアンサンブルとして舞台に立ちました。その後も数々の劇団四季作品に出演し、経験を積み重ねていきます。


転機となったのは2014年。大人気のミュージカル「アラジン」のジーニー役オーディションに合格し、翌2015年に劇団四季へ正式入団。東京公演ではオリジナルキャストとしてジーニー役を務め、日本初演にも出演するなど、大きな注目を集めました。

ジーニー役で見せる、卓越した演技力と歌唱力

瀧山さんが演じるジーニーは、コミカルでパワフルなキャラクター。その魅力的な演技と、抜群の歌唱力は観客を魅了します。劇中では「わしゃ山口から出てきたほっちゃ」と、出身地をユーモラスに語る場面も。このセリフは、ジーニー役のキャストごとに出身地が異なる演出となっています。

幅広い役柄をこなす実力派

「アラジン」のジーニー役以外にも、数々の作品で重要な役どころを演じています。「キャッツ」ではアスパラガス＝グロールタイガーとバストファジョーンズを演じ分け、「サウンド・オブ・ミュージック」や「人間になりたがった猫」など、幅広いジャンルの作品に出演。その演技力は高く評価されています。2017年には、岩谷時子賞奨励賞を受賞。実力派俳優としての地位を確立しました。

ミュージカル界を牽引する存在

オペラ歌手としての経験と、劇団四季での活躍を通じて培ってきた高い演技力と歌唱力は、瀧山さんの大きな魅力です。持ち前の明るさと親しみやすさも相まって、観客を惹きつけます。


これからも、ミュージカル界を代表する存在として、更なる活躍が期待される瀧山久志さん。その舞台は、多くの人々を感動と興奮で満たしてくれることでしょう。


主な出演作品


オペラ座の怪人 (アンサンブル)
サウンド・オブ・ミュージック (アンサンブル)
劇団四季FESTIVAL！ 扉の向こうへ (シンガー)
アラジン (ジーニー)
キャッツ (アスパラガス＝グロールタイガー、バストファージョーンズ)
ソング&ダンス65 (1枠)
人間になりたがった猫 (スワガード)
ゴースト&レディ (ジョン・ホール)


受賞歴


* 岩谷時子賞奨励賞 (2017年)

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