瀬戸健

瀬戸健 (RIZAPグループ創業者)

瀬戸健（せと たけし、1978年5月1日 - ）は、日本の起業家であり、RIZAPグループの創業者として知られています。

生い立ちとRIZAP創業のきっかけ

福岡県北九州市でパン屋を営む家庭に生まれました。幼少期から「できない」「だらしない」と言われることが多かったことが、自己実現への強い動機につながったといいます。北筑高校時代に出会った彼女のダイエットをサポートした経験が、後にRIZAPを立ち上げるきっかけとなりました。

高校卒業後は日雇い生活を送りますが、彼女に振られたことを機に猛勉強を開始。4ヶ月間の努力の末、明治大学商学部二部（夜間）に入学します。大学在学中にパソコン教材販売代行で起業し、その後大学を中退。24歳の時に健康食品「豆乳クッキーダイエット」の通信販売を目的として健康コーポレーションを設立しました。

RIZAPの誕生と急成長

2006年には健康コーポレーションを上場させますが、直後に売上が急降下。2011年、禁煙後の体重増加を解消するために専属トレーナーの指導を受けた結果、ダイエットに成功。この経験から、トレーニングと生活習慣のアドバイスによって短期間で成果を出すパーソナルトレーニングジム「RIZAP」の事業に着手し、急成長を遂げました。この背景には、瀬戸氏の「能力よりもゴール設定」を重視し、「人は変われる」ことを証明したいという強い思いがあります。

RIZAPのダイエット手法は、低糖質食事法と筋力トレーニングの組み合わせが特徴的ですが、これはトレーナーの吉川朋孝氏が考案した「吉川メソッド」を参考にしているとされています。

RIZAPグループの拡大

RIZAPはその後、積極的なM&A戦略によって事業領域を拡大。美容・健康関連事業に加え、アパレル、住居・ライフスタイル関連事業など、多岐にわたる分野に進出し、数十社のグループ会社を擁するRIZAPグループを築き上げました。

テレビ出演

日経スペシャル カンブリア宮殿 爆速急拡大！「結果にコミット」の全貌 ライザップビジネスは本物か？（2018年2月8日、テレビ東京）

参考文献

川島蓉子 (2017年11月30日). “「経営トップが磨く“勘と感”」ライザップ瀬戸社長「私はまったくのダメ人間」”. 日経トレンディネット. 日経BP.
川島蓉子 (2017年12月21日). “「経営トップが磨く“勘と感”」ライザップ社長に聞く 料理やアパレルも手がける真意”. 日経トレンディネット. 日経BP.
“瀬戸健”. 若手起業家. 学習院大学経済学部経営学科リティシェフゼミ.
佐竹一秀 (2014年4月29日). “【挑む】健康コーポレーション・瀬戸健社長”. SankeiBiz. 産経デジタル.

外部リンク

RIZAPグループ株式会社

もう一度検索