瀬戸山満年

瀬戸山満年（せとやま みつとし）は、日本の元アマチュア野球選手で、主に捕手として活躍しました。

高校時代

瀬戸山は中京高校に在籍し、1980年の夏の甲子園愛知県大会決勝に進出しました。しかし、決勝で大府高校に敗れ、甲子園への切符を手にすることはできませんでした。この時、チームメイトには、後に中京大中京高校の監督として2009年の第91回全国高等学校野球選手権大会で優勝を果たす大藤敏行がいました。

プロ入りを拒否しプリンスホテルへ

1980年のドラフト会議で、瀬戸山は読売ジャイアンツから4位指名を受けましたが、プロ入りを拒否。高校卒業後、プリンスホテルに入社しました。当時、阪急ブレーブスのドラフト1位指名を拒否した川村一明や、日本ハムファイターズのドラフト1位指名を拒否した高山郁夫もプリンスホテルに入社しており、実力のある選手が集まるチームでした。

プリンスホテルでの活躍

プリンスホテルでは、野球部の一員として都市対抗野球などの大会に出場し、活躍しました。特に1989年の都市対抗野球では、プリンスホテルの優勝に大きく貢献し、自身も首位打者に輝きました。その功績が認められ、橋戸賞を受賞し、社会人ベストナインにも選出されるなど、アマチュア球界を代表する選手となりました。1992年の都市対抗野球では、10年連続出場選手として表彰されています。

引退後

現役引退後は、後進の育成に力を注いでいます。関東第一高校でコーチを務めた後、愛知プリンスヤングの監督として、少年野球の指導にあたり、未来のスター選手を育てるべく、情熱を注いでいます。

瀬戸山満年は、プロ野球選手としての道を選ばなかったものの、アマチュア野球界で輝かしい実績を残し、引退後も野球を通じて社会に貢献している人物です。

もう一度検索