瀬戸市消防本部

瀬戸市消防本部の概要

愛知県瀬戸市に位置する瀬戸市消防本部は、市全域における消防業務を担っています。市の人口や土地面積に応じて、131人の職員が配置されており、非常時の対応に万全を期しています。消防本部は、苗場町101に所在し、管内面積は約111.40平方キロメートルです。管轄区域は瀬戸市全域に広がっており、地域住民の安全を守るため、各種消防活動を行っています。

設備と車両

消防本部では、最新の消火および救助活動を行うため、多様な機械を備えています。2019年4月のデータによると、主要な消防車両には以下のものがあります：

• - 普通消防ポンプ自動車：4台
• - 水槽付消防ポンプ自動車：3台
• - はしご付消防自動車：1台
• - 化学消防自動車：1台
• - 水槽車：1台
• - 小型動力ポンプ付積載車：1台
• - 救急自動車：5台
• - 救助工作車：1台
• - 指揮車：1台
• - 査察車：4台
• - 広報車：3台
• - 輸送車：1台
• - 連絡車：1台

これらの機器は、緊急時に迅速に出動し、効果的な役割を果たすために使用されます。特に救急自動車は、医療活動を迅速に行うために必要不可欠な存在です。

歴史的沿革

瀬戸市消防本部は1951年8月に設置され、その後数十年にわたり発展を続けています。以下は、重要な出来事の年表です：

• - 1951年8月： 瀬戸市消防本部設置。
• - 1959年7月： 瀬戸市消防音楽隊発足。
• - 1960年9月： 瀬戸市消防署設置。
• - 1961年6月： 救急業務開始。
• - 1962年10月： 消防庁舎が竣工。
• - 1972年8月： 新消防庁舎が完成、消防本部と消防署が移転。
• - 1989年10月： 東分署を新築し移転、旧庁舎には南出張所を開設。
• - 1991年3月： 南出張所を南分署に改称。
• - 2005年3月： 日本国際博覧会（愛知万博）の開催に伴い万博分署が設立（翌年閉署）。
• - 2012年12月： 尾張旭市との共同で消防指令センターを設立。

2025年度には名古屋市消防局に通信指令業務の委託が予定されており、今後もさらなる効率化が図られる見込みです。

組織体制

消防本部は、消防課および通信指令室を含む組織で構成されています。また、瀬戸市と尾張旭市は共同で瀬戸・尾張旭消防指令センターを運営しています。このセンターは、消防活動の情報管理や指令を一元化する役割を果たしています。

最終的に、こうした取り組みにより、瀬戸市消防本部は地域住民の安心と安全を確保するための重要な機関として機能し続けています。

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