瀬那和章

瀬那和章

瀬那和章（せな かずあき）は、1983年生まれの日本の小説家、ライトノベル作家です。兵庫県で生まれました。

経歴

2007年10月、投稿作「異界ノスタルジア」が第14回電撃小説大賞銀賞を受賞しました。翌2008年2月、同作を改稿・改題した『under 異界ノスタルジア』で作家デビューを果たしました。デビュー以降は、ライトノベルを中心に活動しながらも、ミステリーや一般文芸へとジャンルを広げ、多彩な作品を発表し続けています。

作品の特徴

瀬那和章の作品は、繊細な心理描写と美しい情景描写が特徴です。ライトノベル作品では、若者の葛藤や恋愛模様を瑞々しい感性で描き出し、読者の共感を呼んでいます。ミステリー作品では、緻密な構成と意外な展開で読者を魅了し、一般文芸作品では、人間の内面を深く掘り下げ、読者に感動を与えています。

主な作品

ライトノベル

電撃文庫
Under 異界ノスタルジア（2008年2月、イラスト：u）
Under 2 異界イニシエイション（2008年9月、イラスト：u）
レンタル・フルムーン 第1訓 恋愛は読みものです（2009年6月、イラスト：すまき俊悟）
レンタル・フルムーン2 第2訓 良い関係は良い距離感から（2009年12月、イラスト：すまき俊悟）
レンタル・フルムーン3 第3訓 星に願ってはいけません（2010年6月、イラスト：すまき俊悟）
可愛くなんかないからねっ!（2011年6月、イラスト：シコルスキー）
可愛くなんかないからねっ!2（2011年11月、イラスト：シコルスキー）
メディアワークス文庫
好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く（2013年1月、イラスト：川井マコト）
婚活シュート!（2013年8月、イラスト：もりちか）
夜蝶の檻（2014年9月、イラスト：たえ）
神さまは五線譜の隙間に（2016年6月、イラスト：丹地陽子）
父親を名乗るおっさん2人と私が暮らした3ヶ月について（2020年4月）

ミステリー

東京創元社
雪には雪のなりたい白さがある（2014年9月、イラスト：げみ / 2018年1月、創元推理文庫）
花魁さんと書道ガール（2016年1月、創元推理文庫、イラスト：西尾ナノラ）
花魁さんと書道ガール2（2017年1月、創元推理文庫、イラスト：西尾ナノラ）

一般文芸

講談社
今日も君は、約束の旅に出る（2017年8月 / 2019年8月、講談社文庫）
KADOKAWA
わたしたち、何者にもなれなかった（2019年3月）
文春文庫
フルーツパーラーにはない果物（2016年5月、イラスト：井田やす代）

アンソロジー収録作品

ザ・ベストミステリーズ2015 推理小説年鑑（2015年5月、講談社）「雨上がりに傘を差すように」
Propose 告白は突然に（日本推理作家協会編、2018年5月、講談社文庫）「雨上がりに傘を差すように」（再録）

メディアミックス

瀬那和章の作品は、朗読・オーディオブックとしても展開されています。

kikubonにて配信
花魁さんと書道ガール（朗読：柚木涼香）
雪には雪のなりたい白さがある（朗読：兼高美雪）

外部リンク

第14回電撃小説大賞・銀賞作品「under」著者の瀬那和章先生にインタビュー！ - 電撃オンライン
花魁さんと書道ガール公式 (oishogirl) - X（旧Twitter）
朗読配信 kikubon(キクボン) 瀬那和章作品一覧

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