火星人ゴーホーム!

火星人ゴーホーム! (1989) について

『火星人ゴーホーム!』（原題：Martians Go Home）は、1989年に公開されたアメリカのSFコメディ映画です。フレドリック・ブラウンによる同名の長編小説を原作としており、監督はデヴィッド・オデルが務めました。

あらすじ

物語は、テレビ番組のBGMを作曲するマーク・デヴェローが、映画監督のジョー・フレダマウスから「どんな異星人にも通じる挨拶」をテーマにした映画音楽の作曲を依頼されるところから始まります。マークが作曲した音楽を恋人のセーラに聞かせようと、彼女の働くラジオ局に電話をかけた際、手違いでその音楽が全世界、さらには宇宙にまで放送されてしまいます。

その結果、音楽を聴いた緑色の火星人たちが地球に大挙して現れます。彼らは非常に騒がしく、覗きや嫌がらせを好み、口喧嘩ではマシンガントークで圧倒し、いざとなれば瞬間移動で攻撃をかわすなど、地球人には全く太刀打ちできません。マークは、セーラとのプライベートな時間まで覗き見されるようになり、火星人の侵略というより「侵害」行為に対抗するため、再びあの音楽を全世界に放送しようと試みます。

映画の特徴

この映画は、原作小説のユーモラスな世界観を忠実に再現し、SF的な設定の中にコメディ要素をふんだんに盛り込んでいます。火星人たちの奇妙な行動や、それに対する地球人のコミカルな反応が見どころです。

キャストとスタッフ

監督はデヴィッド・オデル、製作はマイケル・D・パリサーが担当。製作総指揮にはエドワード・R・プレスマンが名を連ねています。脚本はチャーリー・ハース、原作はフレドリック・ブラウン、撮影はピーター・デミングが担当しました。音楽はアラン・ザヴォッドが作曲しており、編集はキャスリン・キャンベルが手掛けました。

日本語吹き替え版では、向山宏志が演出を、浦田康文が制作を担当しました。

評価

『火星人ゴーホーム!』は、公開当時からその独特なユーモアとSF的な設定が評価され、現在でもカルト的な人気を誇っています。火星人たちの個性的なキャラクターや、地球人とのコミカルなやり取りは、観る人を飽きさせません。

外部リンク

火星人ゴーホーム! - allcinema
Martians Go Home - オールムービー（英語）
* Martians Go Home - IMDb（英語）

もう一度検索