火曜ドラマ (TBS)

火曜ドラマについて

『火曜ドラマ』（かようドラマ）は、2014年4月からTBSテレビ系列にて放送されているテレビドラマの枠です。毎週火曜日の22:00から22:57にかけて放送されており、多くの視聴者に愛されています。略称として『火ドラ』が使われています。

歴史

この枠が誕生する前は、TBSの火曜日22時台では長らくバラエティ番組が放送されてきました。2005年から2013年にかけてはダウンタウンがメイン司会を務めた『リンカーン』が放送され、その後『100秒博士アカデミー』が続きました。しかし2014年春改編に伴い『100秒博士アカデミー』が終了し、水曜22時に移動したため、火曜22時台にドラマが新設されることになりました。この枠での連続ドラマは、1981年から1982年まで放送された海外ドラマ以来32年ぶりとなります。

TBSはこの枠を設けた理由について「ドラマ好きな大人に向けたラインナップを組む」と説明し、主に20代から40代の女性をターゲットとした作品を展開しています。このことから、男優が主演する作品は日曜劇場や金曜ドラマの方にシフトされていきました。

作品の傾向

当初、火曜ドラマは「職業もの」を中心に制作されていましたが、2016年にはラブコメディ『ダメな私に恋してください』が登場し、視聴者から支持を受けたことを契機に、以降は恋愛要素の強い作品が中心となりました。近年では、『おカネの切れ目が恋のはじまり』や『この恋あたためますか』といった脚本家オリジナルの作品も多く放送されています。これにより、漫画や小説を原作とする作品よりも、オリジナル脚本のドラマが増加する傾向にあります。

視聴率と成功

火曜ドラマは視聴率も高く、2016年に放送された『逃げるは恥だが役に立つ』は最終回で視聴率20.8％を記録するなど、成功を収めています。このようなヒット作が続いたことから、他局も火曜22時台の放送を移動する動きが見られました。近年は、TVerやU-NEXTでの見逃し配信の再生回数も重要視され、視聴のスタイルも多様化しています。

制作と主題歌

火曜ドラマは主にTBSスパークルによって制作されており、制作会社には東映や大映テレビなども関わっています。また、主題歌も注目されており、あいみょんや星野源が多くの作品で担当しています。

まとめ

火曜ドラマは、視聴者のニーズに応じた多様な内容を取り入れつつ、特に女性向けの恋愛ドラマを中心に展開してきました。今後も新たな作品が追加され、より幅広い視聴者に向けたラインナップで続いていくことでしょう。

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