火曜歌謡ビッグマッチ

火曜歌謡ビッグマッチ

『火曜歌謡ビッグマッチ』（かようかようビッグマッチ）は、1973年3月27日から1974年9月24日まで、TBS系列で放送されていた歌謡バラエティ番組です。この番組は、毎週火曜日の20:00から20:55の時間帯に放送され、視聴者に人気を博しました。

番組のコンセプト

当番組は歌謡界のライバルが定期的に対決する形で構成され、視聴者にとって楽しみな要素が詰まった内容でした。2組のアーティストが公の場で競い合い、デュエットやかくし芸、観客による応援合戦など多彩な演出が展開されました。その合間には「今週の告白」や「スターとデイト」などのコーナーも設けられ、バラエティ豊かな内容が視聴者を惹きつけました。

司会者と出演者

番組の司会を務めたのは、著名なタレントの黒柳徹子さんと井上順さんでした。この2人の軽快なトークとテンポの良い進行が、番組の魅力を一層引き立てていました。また、俳優や声優として知られる西尾徳さんも、毎回何らかの役で出演し、番組を盛り上げる一助を担っていました。

スタッフと主題歌

この番組の制作には山田修爾さんが大きく関わっており、アシスタントディレクターとディレクターを兼任していました。さらに、主題歌には井上順が歌う「虹」が用いられ、作詞は阿久悠、作曲は森田公一、編曲は高田弘が手がけました。この曲は番組の雰囲気を彩る重要な要素であり、多くのファンに親しまれました。

番組の最後

『火曜歌謡ビッグマッチ』は1974年に終了しましたが、番組の影響はその後も続きました。興味深いエピソードとして、番組終了から14年後の1988年9月8日には、黒柳徹子が司会を務める『ザ・ベストテン』に井上順が松下賢次の代理として出演しました。この際、彼らが共演していた本番組のスチル写真が紹介され、視聴者にとって感慨深い対面となりました。

このように、『火曜歌謡ビッグマッチ』は単なる音楽番組にとどまらず、様々なエンターテインメント要素が融合した多彩な内容のバラエティショーとして、多くの人々に愛された番組です。その影響力と、当時の視聴者に与えた楽しさを考えると、今なお語り続けられる価値のある番組であると言えるでしょう。

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