炎の闘球児 ドッジ弾平

炎の闘球児 ドッジ弾平

『炎の闘球児 ドッジ弾平』（ほのおのとうきゅうじ ドッジだんぺい）は、こしたてつひろによるスーパードッジボールをテーマにした漫画作品です。この作品は、その漫画を原作としたテレビアニメやコンピュータゲームも展開されています。

概要

本作は1989年から1995年まで、主に『月刊コロコロコミック』や『別冊コロコロコミック』、そして『小学四年生』で連載されていました。単行本は合計18冊がてんとう虫コロコロコミックスから出版されています。また、1991年にはテレビアニメ化され、大変な人気を博しました。

2022年には続編として弾平の娘・弾子を主人公にした『炎の闘球女 ドッジ弾子』が連載開始されました。2023年には未収録のエピソードを含む『炎の闘球児 ドッジ弾平リローデッド』も刊行されるなど、人気は今なお続いています。

あらすじ

物語は、ドッジボールを愛する少年・一撃弾平が、小学校に入学するところから始まります。彼は入学式の日に父・弾十郎の墓にシュートを放ち、そこから一つのボールを見つけます。そのボールを持って、彼は友人の小坊主・小仏珍念と共に球川小の闘球部に入部します。しかし、そこには厳しい先輩たちが待ち受けていました。

入部テストでは、弾平は過酷なトレーニングを乗り越え、先輩たちに実力を認められます。試合や他のスポーツとの対決を通じて、彼は成長し、強敵との戦いに挑んでいきます。特に、二階堂大河との激闘を通じて、生涯のライバルとしての絆が深まります。

登場人物

球川小闘球部

• - 一撃 弾平（声 - 日高のり子）

主人公であり、ドッジボールに情熱を注ぐ少年。父からの入学祝いのボールを大切に抱えており、スーパードッジボールの技を磨いていく。

• - 小仏珍念（声 - 野沢雅子）

弾平の親友で、小坊主。ボールを使った技術は高く、弾平と共に数々の試合を繰り広げます。

• - 藤堂みさと（声 - 木藤聡子）

弾平たちの仲間で、強力なキック力を活かして試合にも参加します。

• - 三浦つとむ（声 - 山口勝平 / 鈴木明子）

大人しいが強い意志を持つ少年。試合の中で仲間たちと共に成長していきます。

弾平の家族

• - 一撃遙（声 - 鵜飼るみ子）

弾平の母で、プールのコーチとしても活躍中。彼に対して深い愛情を持ちながら、自由に成長を見守ります。

• - 一撃弾十郎（声 - 玄田哲章）

伝説の選手で弾平の父。弾平に大きな影響を与えた存在です。

テレビアニメ

アニメ版は1991年から1992年にかけて放送され、全47話で構成されています。このアニメは小学生の間で非常に人気となり、ドッジボールブームを巻き起こしました。原作のエピソードを基にしつつ、いくつかのオリジナルエピソードも挿入されており、様々な角度から物語が描かれました。特に、生死を賭けた試合や特訓の場面は、視聴者の心をつかむ要素となっていました。アニメ放送後も、DVDやBlu-rayがリリースされ、世代を超えて新しいファンを生み出しています。

ゲーム

『炎の闘球児 ドッジ弾平』は、ゲーム機向けのソフトも発売されており、特にファミコンやスーパーファミコン、メガドライブなどでの登場が人気です。これらのゲームは、ドッジボールのアクションを楽しむことができ、原作を忠実に再現しつつ独自の魅力も持っています。

まとめ

『炎の闘球児 ドッジ弾平』は、友情や熱い戦い、成長をテーマにした作品です。今でも多くのファンに愛され続け、その魅力は色あせることがありません。新たな続編や関連作品の発表もあり、今後の展開にも期待が寄せられます。

もう一度検索