熊代佑輔

熊代佑輔（くましろ ゆうすけ）のプロフィール

熊代佑輔は1988年6月3日生まれ、栃木県にて育った日本の柔道家です。彼は100kg超級の階級で競い、身長は184cm、血液型はAB型、段位は六段を取得しています。組み手は左組みで、大外刈が彼の得意技です。現在、彼は国際武道大学で教員として活躍しています。

経歴

幼少期から中学生までの間、熊代は地元のクラブチームでサッカーを楽しんでいました。中学3年生の夏にサッカーを辞めた後、彼の体重は急増し、120kgに達しました。そのため、体型に適した柔道に本格的に取り組むことを決意しました。茂木高等学校に進学後、彼は3年生の時にインターハイ100kg級で5位となります。

東海大学に進学した熊代は、3年生から2年連続で全日本学生柔道優勝大会での優勝メンバーに名を連ね、4年生の時には学生体重別で2位に輝きました。また、講道館杯では決勝に進出するものの、当時の3年後輩、羽賀龍之介に敗れ2位に終わります。

大学卒業後、彼は綜合警備保障に所属し、2012年には実業柔道選手権で優勝を果たし、続いて講道館杯でも初優勝を達成しました。また、グランプリ・青島では国際大会初優勝を果たします。2013年にはヨーロッパオープン・ブダペストで優勝しましたが、選抜体重別では決勝に進むも小野卓志に敗れ、世界選手権代表に選ばれませんでした。しかし、東アジア大会では優勝を果たしています。

2014年4月の選抜体重別では羽賀龍之介を破り初優勝したものの、国際大会での不振を理由に世界選手権代表からの派遣が取り止められる可能性が示されました。その後、全日本選手権では初戦で永瀬貴規に敗れ、この結果が更に厳しい状況を招きます。続くアジア大会では初戦で敗れ、2015年の選抜体重別では準決勝で羽賀に勝利するも、決勝で高木海帆に敗れて2位となります。

その後も彼は実業個人選手権での優勝や、講道館杯での3位など、着実に成績を収めていきました。特に、2018年の講道館杯では羽賀を下して2度目の優勝を果たし、称賛を受けました。また、2019年の全日本選手権では、両者の攻め手が欠ける試合で初めての両者反則負けとなる異例の事態を経験しました。以降、彼は100kg超級に階級を上げ、実業個人選手権や講道館杯でも優勝する成果をあげます。

戦績

100kg級での戦績

• - インターハイ100kg級 5位
• - 全日本学生柔道優勝大会 優勝（2年連続）
• - 学生体重別 2位
• - 講道館杯 2位

100kg超級での戦績

• - 2019年 - 実業個人選手権 優勝
• - 2019年 - 講道館杯 優勝
• - 2019年 - グランドスラム・大阪 5位
• - 2020年 - グランプリ・テルアビブ 3位
• - 2021年 - 全日本選手権 5位

熊代の努力と成果は、多くの柔道ファンから支持を受けており、今後の活躍が期待されています。彼の柔道に対する情熱は、教育者としての活動にも生かされ、多くの若い選手たちに影響を与えています。

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