熊本ルネサンスフットボールクラブ

熊本ルネサンスフットボールクラブ概要

熊本ルネサンスフットボールクラブ（Kumamoto Renaissance F.C.）は熊本県をホームタウンに持つ女子サッカークラブです。九州女子サッカーリーグに所属するこのクラブは、地域のサッカー振興に貢献し続けています。本クラブは、1983年の創設以来、数多くの選手やスタッフが携わり、成長してきました。以下にその歴史を詳述します。

歴史と成り立ち

前史（1983年-1997年）

クラブの起源は1983年に遡ります。当初は小学校のサッカー部に参加していた母親たちのグループが結成したママさんサッカークラブです。1987年にはチームが分かれ、1つは「飽田ママ」として活動し、もう1つは中高生が中心の「熊本レディース飽田」として独立しました。
この後、飽田FCレディースに改称され、九州女子サッカー選手権大会で数々の成功を収めました。しかし、1996年にはL・リーグチャレンジに失敗し、1997年に「マザーズ熊本フットボールクラブ」として新たなスタートを切りました。

ルネサンス熊本フットボールクラブ（1998年-2010年）

1998年、マザーズ熊本レインボーレディースから新たにルネサンス熊本フットボールクラブが誕生します。九州女子サッカーリーグの設立に参加し、競技としての女子サッカーを追求する姿勢が示されました。
2000年にようやくL・リーグ入りを果たしましたが、難しい環境の中で勝利をなかなか得られず、2005年には再び最下位に転落。2010年にはリーグ再編によりチャレンジリーグへ編入したものの、入替戦で降格の憂き目に遭いました。

益城ルネサンス熊本フットボールクラブ（2011年-2016年）

2011年にチーム運営の刷新と共に新たに「益城ルネサンス熊本フットボールクラブ」として再スタートを切ります。この年度に、九州女子サッカーリーグ1部での再昇格を目指し、実績ある選手を迎えるとともに、運営体制を強化しました。翌年には九州なでしこサッカー大会で優勝した実績があります。

クラブ名の変遷

チーム名は何度か変更されています。1987年には「熊本レディース飽田」としてスタートし、経て「飽田FCレディース」や「マザーズ熊本レインボーレディース」、さらに「ルネサンス熊本フットボールクラブ」を経て、最終的に2017年に現在の「熊本ルネサンスフットボールクラブ」となりました。
特に2017年は熊本地震の影響を受けながらも、運営法人の再設立が行われ、選手たちも新たな気持ちでリスタートした年でした。

最近の成績

近年の成績は厳しい状況にあります。2023年には九州リーグで成績が振るわず、降格が決定しました。しかし、クラブとしての原点を見失わず、地域に根差したチーム作りと競技力の向上を目指す姿勢は変わらず、ファンの期待に応える努力を続けています。

今後の展望

熊本ルネサンスフットボールクラブは、さらなる成長を目指し選手の育成やフォロワーの増加を図るともに地域の支援を受けながら、将来のL・リーグ参入を再度目指しています。チームの再生と地域との結びつきを大切にし、サッカーを通じた地域貢献を継続していくことが重要です。

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