熊本大学病院

熊本大学病院について

熊本大学病院（Kumamoto University Hospital）は、熊本県熊本市中央区に拠点を置く、熊本大学附属の病院です。地元の人々からは「大学病院」として親しまれています。2019年には名称が「熊本大学医学部附属病院」から「熊本大学病院」に変更され、大学としての役割が強調されています。現時点で、この病院は不在者投票の施設としても認定されています。

沿革

熊本大学病院の歴史は171年以上にわたり、多くの変遷を経て発展してきました。1756年に藩主細川重賢によって再春館が設立されたことが、その起源となります。1870年には藩立病院が設立され、翌年には医学校も開校されました。1875年には通町に病院が移転し、通町病院と名付けられます。その後、1888年には病院が独立し、1901年に本荘町に再移転しました。

1949年以降、熊本大学病院は国立学校設置法に基づく医療機関としての地位を確立し、1960年代には病院機能における再編が進められました。2019年の名称変更を通じて、さらなる医療の質向上と連携を目指しています。

診療科目

熊本大学病院は、幅広い診療科を持ち、専門的な医療サービスを提供しています。具体的には以下の科目が存在します：

• - 総合診療部
• - 内科部門：呼吸器内科、消化器内科、血液内科、膠原病内科、腎臓内科、代謝・内分泌内科、循環器内科、神経内科
• - 外科部門：心臓血管外科、呼吸器外科、消化器外科、乳腺・内分泌外科、小児外科、移植外科、泌尿器科、婦人科
• - 成育医療部門：産科、小児科
• - 感覚・運動部門：整形外科、皮膚科、形成外科、眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、歯科口腔外科
• - 放射線診療部門：画像診断・治療科、放射線治療科
• - 脳・神経・精神部門：神経精神科、脳神経外科

さらに、中央診療施設には検査部、手術部、救急部などがあり、総合的な医療サポートを実施しています。

医療機関の指定・認定

熊本大学病院は、様々な医療機関としての指定や認定を受けています。これには、保険医療機関、がん診療連携拠点病院、臨床研修病院、精神保健指定医の配置が含まれ、地域社会における医療サービスの充実を図っています。

所在地と交通アクセス

熊本大学病院は、熊本県熊本市中央区本荘1丁目に位置しています。交通アクセスも便利で、JR九州の熊本駅からタクシーで約10分、または桜町バスターミナルからもタクシーで約10分の距離にあります。バスの利用も可能で、特定の路線に乗車し、「大学病院前」バス停で下車するとアクセスが完了します。

まとめ

熊本大学病院は、地域密着型の医療機関として、高度な専門性と多様な診療科を通じて、高い質の医療を提供しています。歴史とともに歩んできたこの病院は、患者一人ひとりに寄り添った医療を目指し、今後も地域の健康を支えていくことでしょう。

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