熊本市立出水中学校

熊本市立出水中学校について

熊本市立出水中学校（くまもとしりつ いずみ ちゅうがっこう）は、熊本県熊本市中央区出水5丁目に位置する公立の中学校です。1947年に設立され、現在まで地域の教育を支えています。2007年には創立60周年を迎え、長い歴史と伝統を誇ります。

歴史的背景

出水中学校は、1947年4月15日に学制改革に伴い新しく設立され、熊本市内の公立中学校9校の一つとなりました。設立当初は熊本県立商業学校の寄宿舎を仮校舎として利用していましたが、翌年に木造校舎が完成し、現在の位置に移転します。1955年には校歌が制定され、毎年多くの行事で歌われるようになりました。さらに1968年には校訓が策定され、学びの姿勢や理想をそれぞれ示すことになるのです。

校訓と校歌

出水中学校の校訓は「純朴の資質・好学の美風・遠大の理想」であり、これが生徒たちの成長の指針となっています。校歌は1955年に制定され、作詞は山口白陽、作曲は滝本泰三によるものです。この校歌には一貫して「出水中学」の名前が登場する形で、学校の誇りを歌っています。校歌以外にも、愛唱歌「君とふたりで」も生徒たちによく歌われています。

学校の沿革

学校は設立以来、さまざまな変遷がありました。1948年にはPTAが発足し、地域との関係がより密接になりました。1958年にプールが完成し、これ以降の数十年にわたって多くの施設が整備されました。特に2010年代には耐震工事や体育館の新築工事など、建物の安全性と機能性向上が図られました。

現在の校区と生徒数

現在の校区は、出水・砂取・出水南・白山の4つの小学校区を含み、多くの生徒が通っています。現在、生徒数は830名ほどで、学級数は18です。

部活動

出水中学校では多様な部活動が行われており、運動部と文化部の両方で多くの実績を上げています。男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、サッカー部、陸上部などが特に活発で、数々の大会に出場し良い成績を収めています。文化部では吹奏楽部や合唱部があり、大会での受賞歴も多数あります。

地域とのつながり

熊本市内での発展とともに、出水中学校も地域社会との結びつきを大切にしています。江津湖や水前寺公園など自然豊かな環境に恵まれ、隣接する高校や他の教育機関とも密接な関係を築いています。また、学校周辺には熊本県立図書館や総合体育館、ゆめタウンなど、さまざまな施設があり、生徒たちの学びや成長の場を提供しています。

出水中学校は教員や保護者、地域のサポートを受けながら、これからも生徒たちの健全な成長を促進し続けることでしょう。

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