熊本県立熊本北高等学校

熊本県立熊本北高等学校

熊本県立熊本北高等学校（通称：熊本北高、熊北、北高）は、熊本市北区に位置する公立の高等学校です。1982年に設立され、1983年に開校しました。設立以来、生徒たちは国公立大学を目指して学び、2022年に創立40周年を迎えました。

学校の背景と歴史

昭和50年代に熊本市内では普通科の高校が中心部に集中していたため、教育機会の均等化を図る目的で熊本北高が設立されました。校舎の完成とともに生徒募集が始まり、翌年には開校しました。当初は普通科と理数科が設置され、後に英語科も追加され、現在の3学科体制が確立されました。

教育課程と学科

熊本北高では、全日制課程の下で普通科、理数科、英語科が提供されています。特に、ほぼ全ての生徒が進学を目指し、国公立大学を居所としております。教育理念には「徳・体・知」のバランスの取れた全人教育が掲げられており、学業だけでなく、心身の健康や人間性を育むことも重視されています。

校訓と目指す人間像

校訓は「敬愛・向学・進取」であり、熊本北高の生徒像は、豊かな情操を持ち自他を敬愛し、礼儀を重んじる人、向上心を持って努力を続ける人、そして深い思考と意志を持って実践する意欲的な人です。このような人材を育成することが、学校の教育において重要視されています。

校章と校歌

校章は、中央上部にペン先を配し、二枚の銀杏の葉が左右対称に配置されています。また、「北高」の文字がデザインの中に組み込まれています。校歌は熊本北高自身が作詞、作曲家の岩代浩一が作曲し、各番に校訓が盛り込まれており、学校生活に対する情熱がうかがえます。応援歌もあり、硬式野球部の応援歌はTUBEによる楽曲が使用されています。

部活動

熊本北高は、運動系と文化系で多様な部活動を展開しています。運動系では陸上競技部やサッカー部、硬式野球部などがあり、特に硬式野球部は全国大会での優勝経験もあります。文化系では英語部や美術部、吹奏楽部など、様々な興味を持つ学生が活動できる環境が整っています。

アクセス

学校へのアクセスも便利です。最寄りの鉄道駅はJR九州の豊肥本線「武蔵塚駅」で、徒歩約15分ほどの距離にあります。また、熊本電鉄バスの「北高入口」停留所からは徒歩3分の距離に位置し、多くの生徒が通学に利用しています。

著名な出身者

熊本北高からは多くの著名人が卒業しています。政治家やミュージシャン、俳優、社会学者など、多彩な分野で活躍する人材が数多くいます。これらの出身者は、学校の教育がいかに質の高いものであったかを物語っています。

熊本北高は、教育の質を重視した全人教育を実践しており、今後も地域社会に貢献できる有為な人材を育成していくことを目指しています。

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