熊本県高等学校の廃校一覧

熊本県における廃校となった高等学校の一覧です。この一覧では、学制改革（1948年）以降に廃校となった高等学校およびその分校を対象としています。学校の名称は、廃校当時のものを基準としています。

概要

この一覧は、熊本県の学校再編の歴史を辿る上で重要な情報源となります。過疎化や少子化、学校統合など、様々な要因により多くの学校がその役割を終えてきました。ここでは、各学校の沿革や背景事情について、詳細を記述します。

公立高等学校

阿蘇市

熊本県立阿蘇高等学校（2010年、熊本県立阿蘇清峰高等学校と統合し、熊本県立阿蘇中央高等学校となる）
熊本県立阿蘇清峰高等学校（2010年、熊本県立阿蘇高等学校と統合し、熊本県立阿蘇中央高等学校となる）

阿蘇地域では、生徒数の減少に伴い、阿蘇高校と阿蘇清峰高校が統合されました。これにより、阿蘇中央高校として新たなスタートを切りました。

荒尾市

熊本県立荒尾高等学校（2015年、玉名郡南関町の南関高等学校と統合し、熊本県立岱志高等学校となる）

荒尾高校は、南関高校との統合により岱志高校となり、より広域的な教育ニーズに対応することとなりました。

合志市

国立熊本電波高等学校（1971年の国立熊本電波工業高等専門学校発足に伴い、1973年本科廃止、1974年専攻科廃止）

熊本電波高校は、高等専門学校の発足に伴い、その役割を終えました。技術教育の高度化が背景にあります。

宇城市

熊本県立宇土高等学校三角分校（定時制、1987年閉校、1988年廃校）

宇土高校三角分校は、定時制教育の需要減少により閉校となりました。

八代市

熊本県立八代東高等学校坂本分校（1980年）
熊本県立八代南高等学校（2011年、熊本県立氷川高等学校と統合し、熊本県立八代清流高等学校となる）
熊本県立氷川高等学校（2011年、熊本県立八代南高等学校と統合し、熊本県立八代清流高等学校となる）

八代地域では、八代南高校と氷川高校が統合され、八代清流高校として再編されました。

上天草市

熊本県立大矢野高等学校（2010年、熊本県立松島商業高等学校、天草市の熊本県立天草東高等学校と統合し、熊本県立上天草高等学校となる）
熊本県立松島商業高等学校（2010年、熊本県立大矢野高等学校、天草市の熊本県立天草東高等学校と統合し、熊本県立上天草高等学校となる）

上天草地域では、大矢野高校、松島商業高校、天草東高校が統合され、上天草高校として新たなスタートを切りました。

天草市

熊本県立天草女子高等学校（1949年、熊本県立天草高等学校へ統合）
熊本県立天草東高等学校（2010年、上天草市の大矢野高等学校、松島商業高等学校と統合し、熊本県立上天草高等学校となる）
熊本県立天草高等学校天草西校（1974年熊本県立天草西高等学校として独立するも、2001年分校に戻り、2015年閉校）
熊本県立河浦高等学校（2014年園芸科学科が熊本県立苓明高等学校、天草郡苓北町の熊本県立苓洋高等学校と統合し熊本県立天草拓心高等学校となり、2015年普通科が熊本県立牛深高等学校〈旧〉と統合し熊本県立牛深高等学校〈新〉となり、2017年完全移行）
熊本県立苓明高等学校（2014年河浦高園芸科学科、天草郡苓北町の苓洋高と統合し天草拓心高となり、2017年完全移行）
熊本県立牛深高等学校〈旧〉（2015年河浦高普通科と統合し牛深高〈新〉となり、2017年完全移行）

天草地域では、多くの高校が統合・再編されました。河浦高校、苓明高校、牛深高校などが統合され、天草拓心高校や新牛深高校が誕生しました。

水俣市

熊本県立水俣高等学校〈旧〉（2012年、熊本県立水俣工業高等学校と統合し、熊本県立水俣高等学校〈新〉となる）
熊本県立水俣工業高等学校（2012年、熊本県立水俣高等学校〈旧〉と統合し、熊本県立水俣高等学校〈新〉となる）

水俣地域では、水俣高校と水俣工業高校が統合され、新たな水俣高校として再編されました。

玉名郡

熊本県立南関高等学校（2015年、荒尾市の熊本県立荒尾高等学校と統合し、熊本県立岱志高等学校となる）

南関高校は、荒尾高校との統合により岱志高校となり、より広域的な教育ニーズに対応することとなりました。

上益城郡

熊本県立矢部高等学校〈旧〉（2010年、熊本県立蘇陽高等学校と統合し、熊本県立矢部高等学校〈新〉となる）
熊本県立蘇陽高等学校（2010年、熊本県立矢部高等学校〈旧〉と統合し、熊本県立矢部高等学校〈新〉となる）

矢部地域では、矢部高校と蘇陽高校が統合され、新たな矢部高校として再編されました。

天草郡

熊本県立天草農業高等学校苓北分室（1970年）
熊本県立苓洋高等学校（2015年、河浦高園芸科学科、苓明高〈いずれも天草市〉と統合し天草拓心高となり、2017年完全移行）

苓北地域では、苓洋高校が天草市内の高校と統合され、天草拓心高校となりました。

球磨郡

熊本県立南稜高等学校〈旧〉（2017年、熊本県立南稜高等学校〈新〉と熊本県立球磨中央高等学校へ再編、2019年完全移行）
熊本県立球磨商業高等学校（同上）
熊本県立多良木高等学校（同上）

球磨地域では、南稜高校、球磨商業高校、多良木高校が再編され、新たな南稜高校と球磨中央高校が誕生しました。

私立高等学校

熊本フェイス学院高等学校（2011年）
向陽台高等学校常盤学園キャンパス（2003年）

まとめ

熊本県の高等学校の廃校一覧は、学校再編の歴史を物語る貴重な資料です。これらの学校の跡地は、新たな施設や地域資源として活用されている場合もあります。この一覧を通じて、熊本県の教育の変遷と地域社会のつながりについて理解を深めることができます。

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