熊本自動車学園について
熊本
自動車学園は、
熊本県熊本市東区の戸島西に位置していた
自動車教習所です。その愛称は「BIG PAL(ビッグパル)」で、地域住民に親しまれていました。この教習所は、
熊本市内で唯一、大型一種・二種、普通二種、けん引免許を取得できる場所として、長い間多くのドライバーを育成してきました。
教習所の特徴
この教習所は、
1948年に「熊本
自動車専門
学校」として設立されて以来、
熊本県公安委員会から認可を受けた教習所として信頼を寄せられていました。
1961年には正式な指定教習所となり、その後
1965年に現在の戸島へ移転しました。長年にわたり、さまざまな免許取得をサポートしてきた点で、
熊本県内で最も古い歴史を有する教習所の一つでした。
教授される免許は多岐にわたり、大型
自動車一種免許や中型
自動車一種免許、普通
自動車一種免許、普通自動二輪免許(小型限定も含む)、けん引免許など、幅広い選択肢がありました。このように、様々な種類の運転免許を同時に取得することができる点が、多くの受講生に支持されていた理由の一つです。
送迎バス
また、熊本
自動車学園は、
熊本市内一円を中心に城南、嘉島、御船、甲佐、合志、菊池方面など多岐にわたる地域からの送迎バスサービスを提供していました。これにより、交通機関の不便な地域に住む人々も気軽に通うことができ、受講者の拡大に大きく寄与していました。
閉校とその後
しかし、
2008年6月30日をもって、近年の教習所全体の厳しい状況と運営上の問題から、全ての業務を終了し閉校する運びとなりました。その後、
2012年10月には、教習所跡地を利用した
複合商業施設が開業し、新たな地域のランドマークとして活躍しています。このように、熊本
自動車学園の歴史は一つの幕を下ろしましたが、その場所は新たな形で地域貢献を続けています。
熊本
自動車学園は、その長い歴史と多くの免許取得をサポートしてきた実績から、多くの卒業生に影響を与えてきた教習所でした。閉校後もその思い出や教えは、多くの人々の心の中で生き続けています。また、ここではかつて、人気のお笑いコンビ「
くりぃむしちゅー」が、コンビ名が「海砂利水魚」として活動していた時期にCMに出演するなど、地域に根ざした存在でもありました。これからも熊本
自動車学園の名は、歴史の一部として語り継がれていくことでしょう。