熱海バイパス

熱海バイパス

熱海バイパスは、福島県郡山市熱海町に位置する全長4.7kmの国道49号バイパスです。このバイパスは、磐梯熱海温泉の温泉街を東西に横断する国道49号の交通問題を解消するために建設されました。

概要

従来の国道49号は、郡山市街地と猪苗代湖、会津若松といった観光地を結ぶ重要な幹線道路でしたが、特に休日や行楽シーズンには交通渋滞が頻発し、交通事故も多発していました。また、沿線には温泉旅館や病院が立ち並び、騒音問題や歩行者の安全確保が課題となっていました。

これらの問題を解決するため、温泉街の北側を迂回するバイパス道路として熱海バイパスが計画されました。バイパスはトンネルと橋梁で構成され、交通のスムーズ化と安全性の向上を目指しています。

路線データ

起点：福島県郡山市熱海町安子ヶ島
終点：福島県郡山市熱海町二渡
全長：4.7km
道路幅員：17.0m
車線数：2車線

沿革

1983年 - 事業化
1986年 - 用地買収に着手
1989年 - 着工
1992年1月 - 福島県道24号中の沢熱海線交点から終点にかけての熱海トンネルを含む2,200mが先行開通。
1997年11月 - 起点から福島県道24号中の沢熱海線交点にかけての磐梯熱海大橋を含む2,500mが完成供用され、全線開通。

構造物

熱海トンネル

全長：1340m
幅員：7.0m
高さ：4.7m
施工：竹中土木
竣工：1991年（平成3年）2月

磐梯熱海大橋

全長：322.0m
幅員：15.3m
竣工：1997年

磐梯熱海大橋の東詰には熱海バイパス東交差点があり、国道49号旧道（現福島県道200号磐梯熱海停車場線）と分岐します。この地点は、旧国道、JR磐越西線、五百川を渡る場所に位置しています。国土交通省郡山国道事務所により、ライブカメラが設置されています。

地理

熱海バイパスは、以下の道路と交差しています。

福島県道200号磐梯熱海停車場線（熱海バイパス東交差点）
福島県道8号本宮熱海線（熱海バイパス陸橋交差点）
福島県道8号本宮熱海線・福島県道24号中の沢熱海線 （熱海バイパス中央交差点）

関連項目

東北地方の道路一覧

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