燕太郎

燕太郎（えんたろう）とは

燕太郎は、2005年から2014年まで日本プロ野球・東京ヤクルトスワローズで活躍したマスコットキャラクターです。背番号は8960を背負っていました。

特徴

つば九郎とは対照的に、燕太郎は人間に近いスリムな体型をしています。つばめのような燕尾や羽はなく、登場当初は裸足でしたが、後に靴を履くようになりました。顔はつば九郎に似ています。

つば九郎とつばみがユニフォームを着用しないのに対し、燕太郎は常にユニフォームを着用しています。背番号は当初102でしたが、2008年に打撃投手の石堂克利が102番を着用することになったため、8960に変更されました。この番号は「ヤクルト」にちなんだものです。

2022年現在でも、球場外のイベントなどで背番号102の旧ユニフォームを着た燕太郎が現れることがあり、本人はTwitterで「ニセモノ」と表現しています。

アクロバットが得意で、つば九郎やツバミが苦手とする分野を担っていました。特にブレイクダンスを得意とし、その高い身体能力を発揮していました。サッカーJリーグ・FC東京のマスコット、東京ドロンパとの共演では、ブレイクダンス対決が恒例となっていました。

つば九郎、つばみとの関係は不明でしたが、つば九郎の著作で「赤の他人」であることが明かされました。しかし、2009年の青山まつりでは、つばみとハグやキスをする写真が公式サイトで公開され、つばみは「むふふな関係」と語っています。しかし、2011年のオリックス・バファローズとの交流戦では、バファローベルにお姫様だっこをしたり、スカートの中を覗き込むなどのいたずらをしていました。

2008年のフレッシュオールスターでは、松山に出張中のつば九郎の代わりにヤクルト代表として登場しました。

引退とその後

2011年には「戦力外」の可能性が報じられましたが、TwitterやFacebookで知名度アップ作戦を展開しました。その後ブログを開設しましたが、更新頻度が少ないなど、つば九郎とは対照的なキャラクターを強調しました。

2013年シーズン終了をもって引退と報じられましたが、2014年も引き続き登場。しかし、同年5月4日に引退が発表され、翌5日のイベントを最後に活動を終了しました。

引退後も水戸ホーリーホックの試合に登場するなど活動を続けましたが、同年6月に新マスコット・トルクーヤに後を譲り、完全に引退しました。

東京都内巡回

2011年7月：江戸川区の金魚関連イベントに参加し、えど金ちゃん、えどちゃんと交流。
2012年4月：墨田区の両国国技館を訪問し、ひよの山、おしなりくんと交流し、東京スカイツリーをPR。
* 2012年7月：再び江戸川区の金魚関連イベントに参加し、えど金ちゃん、えどちゃん、お湯の富士と交流。

燕太郎は、そのユニークなキャラクターとパフォーマンスで、多くのファンに愛されたマスコットでした。

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