爆報! THE フライデー

『バクホウ』の概要

『バクホウ』は、2011年10月21日から2021年3月5日までTBS系列で毎週金曜日の19時から20時に放送された情報バラエティ番組です。この番組はお笑いコンビ、爆笑問題の冠番組で、放送当初のタイトルは『爆報! THE フライデー』でした。通算420回にわたり放送されたこの番組は、視聴者に新しい視点で芸能界の裏側を知ってもらうことを目的にしていました。

番組の始まりと構成

2011年の初頭、実質的な前身番組として『爆!爆!爆笑問題 芸能人ザ・密告SP』が特別放送され、その後レギュラー放送として『バクホウ』が始まりました。これにより、爆笑問題（太田光・田中裕二）がMCを務めるバラエティ番組としての地位を確立しました。また、スペシャルゲストMCとして田原俊彦も登場し、番組の色を豊かにしました。

番組の内容は多岐にわたり、初期は芸能人の意外な素顔や秘密を探るコーナーがありました。特に「今どうしているのか」と題した特集では、一世を風靡したものの、その後テレビで見かけなくなった著名人の近況を追い、視聴者に新たな発見を提供しました。後半では、「爆報ミステリー実録名前の出せない芸能界事件簿」や「芸能人の介護問題」などが扱われ、深刻なテーマも取り上げられるようになりました。

番組の変遷と衰退

番組は一時期高視聴率で推移していましたが、2020年頃から視聴率が低迷し、一桁に落ち込む回も増えてきました。また、他局の人気番組が同時間帯に放送されることにより影響を受けました。特に2020年春以降のコロナ禍の影響でロケ撮影が制限され、番組の内容に大きな工夫が求められるようになりました。視聴率の低迷が続く中、TBSは番組の編成に動き、2021年3月の終了を発表しました。

最後の放送とその後

2021年3月5日放送の『人生激変! 転身ヒロイン10連発! 2時間スペシャル』をもって、9年半の放送に幕を下ろしました。番組が終了することで、爆笑問題はTBS系列では日曜昼の『サンデージャポン』のみの出演となります。また、後継番組として、浜田雅功が司会を務める『オオカミ少年』が放送を開始されました。

出演者とスタッフ

『バクホウ』のMCには爆笑問題が登場し、田原俊彦が特別ゲストMCを務めました。そのほか、アシスタントとして山本里菜（TBSアナウンサー）、レギュラーとしてテリー伊藤やアンガールズ、友近などが名を連ねました。また、この番組の制作には多くのスタッフが関わっており、その中には長年番組を支えた名スタッフたちが含まれています。各回で異なるゲストや特別企画が用意され、視聴者の期待を常に裏切らない内容が提供されていました。

終わりに

『バクホウ』は日本のお笑い界や芸能界において特異な地位を築きましたが、時代の変化や視聴者のニーズの変化により、終了を迎えることとなりました。この番組は、そのユニークな視点と特集によって多くの人に愛され、記憶に残る存在となりました。今後も、TBS系列のバラエティ番組としての新たな挑戦を期待したいところです。

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