爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー

概要

『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』は、2004年3月12日に発売されたオリジナルビデオ作品で、スーパー戦隊のVシネマの第10作です。本作品は『爆竜戦隊アバレンジャー』と『忍風戦隊ハリケンジャー』のクロスオーバーをテーマにしており、両作品のキャラクターが集結し、共に新たな敵と戦います。

この作品からは、DVD版に特典映像としてメイキング映像が初めて収録されるようになり、またオープニングのタイトルバックが多く省略される傾向が見られます。登場キャラクターとして、アバレキラーやジャンヌがエヴォリアン側として、ハリケンジャーからはフラビージョとウェンディーヌが登場します。そして、ハリケンジャー本編で死亡したシュリケンジャーが短時間ながら登場し、雑誌用に特写が行われた場面ではアバレンジャーとハリケンジャーが一緒に写っています。

本作では、アバレンジャーのスーパーダイノボンバーとハリケンジャーのビクトリーガジェットが結合した新しい必殺武器「スーパーダイノビクトリー」が登場。また、アバレンオーが旋風神のソードスラッシャーを手にした「旋風轟雷アバレンオー」も特別に登場します。更に、ハリケンブルーの野乃七海役を演じる長澤奈央は、スペイン語を話すシーンもあり、物語に彩りを加えています。

アバレンジャーとハリケンジャーは敵に変身能力を封じられ、通常の姿でアクションを展開する場面が多くみられます。アバレブラックは冒頭でマックスリュウオーを操縦しており、完全に新しい流れが見られます。

あらすじ

物語は、アバレンジャーたちが巨人たちが暴れているのを知り、出撃するところから始まります。巨人はハリケンジャーのカラクリ巨人、旋風神と轟雷神で、エヴォリアンと組んだジャカンジャの生き残りであるフラビージョとウェンディーヌによって操作されていました。辛うじて二大カラクリ巨人を撃退したアバレンジャーですが、フラビージョとウェンディーヌは邪忍イーガの封印を解き、イーガとの戦いにアバレンジャーとハリケンジャーが共に挑むことになります。しかし、初めは両戦隊の連携はうまくいきませんでした。

とはいえ、邪忍イーガの悪事に対して次第に団結していく両隊の姿が描かれています。独自のキャラクターである邪忍イーガは、フラビージョとウェンディーヌによって復活し、自らの分身を生み出す能力を持っています。

特徴的なキャラクター

• - 邪忍イーガ：宇宙からダイノアースにやってきた忍者で、フラビージョとウェンディーヌにより復活します。彼は自らの分身を作り出し、アバレンジャーとハリケンジャーの戦士たちからダイノガッツを吸い取って最強の戦士になろうと企んでいます。

• - フラビージョとウェンディーヌ：かつての暗黒七本槍のメンバーで、ダイノアースに来て邪悪な計画を進める敵幹部です。

まとめ

『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』は、両作品のファンにとって非常に魅力的な内容であり、アクションと友情をテーマにしたストーリーが展開されます。この作品では、個性豊かなキャラクターたちがそれぞれの能力を駆使し、仲間たちと共に強大な敵に立ち向かう姿が描かれた、熱い物語です。オリジナル要素としての新怪人や新必殺技の登場もあり、視聴者を楽しませる要素が詰まっています。

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