爆笑! こうなる宣言

爆笑! こうなる宣言

『爆笑! こうなる宣言』（ばくしょう こうなるせんげん）は、関西テレビが制作し、関西ローカルで放送されている年末年始の特別番組です。正式な番組タイトルは、放送年の西暦を冠した『爆笑! ○○○○年こうなる宣言』となります。2004年に放送が始まり、以来毎年欠かさず制作・放送されています。

放送時期の変遷

番組は放送開始から長らく、お正月の特別番組として親しまれてきました。具体的には、2004年から2019年までの間、毎年1月3日の午前または午後の時間帯に放送されていました。しかし、2020年のみ1月5日に放送された後、2021年からは放送時期が年末へと変更されました。現在では、毎年12月30日の夕方の時間帯に、年越しの準備が進む時期の恒例番組として放送されています。

番組内容

この番組の最大の特徴は、その年に起こるであろう様々な出来事を大胆に予想する点にあります。扱う分野は多岐にわたり、芸能界の動向、国内外の政治情勢、経済のトレンド、国際関係など、その一年のあらゆる事象が対象となります。番組にはそれぞれの分野の専門家が出演し、詳細な解説を行います。そして、司会者やパネリストが専門家の解説に対して質問を投げかけたり、自身の見解を述べたりしながら、活発なトークセッションが展開されます。これにより、視聴者は来るべき一年の展望を、時には真剣に、時には笑いを交えながら知ることができます。

番組開始当初は、専門家の解説中にパネリストが質問やツッコミを入れたい場合、押しボタンを押して発言する形式が採用されていました。また、2007年には一部の政治家への事前インタビューをVTR形式で紹介するコーナーも設けられました。しかし、2016年以降は、芸能とプロ野球以外の分野については、専門家が雛壇に座るパネリストからの質問をまとめて聞き、それに答えるという形式に変更されています。この変化は、より効率的に多くの質問に答えるための工夫と考えられます。

主な出演者

長年にわたり、多くの著名人が番組を彩ってきました。番組の司会は、お笑い界のベテランである西川きよしと大平サブローが務めています。過去には関西テレビのアナウンサーが進行役を務めていました。情報プレゼンターとしては、芸能分野の井上公造や長谷川まさ子、大阪の事情に詳しい橋下徹、国際情勢に精通したモーリー・ロバートソンや青山繁晴、プロ野球解説者の山本昌や岩本勉など、様々な専門家が登場しています。パネリスト席には、ほんこんや月亭八光といったお笑い芸人、なるみ、朝日奈央など、幅広い分野のタレントが出演し、専門家と共にその年の予想について語り合います。

放送時間の変遷

放送時間帯も時代とともに変化しています。開始初期の2015年頃までは午後の早い時間帯（14:00 - 15:30など）に放送されていましたが、2016年には正午頃（12:00 - 13:30）に移動。さらに2017年から2020年までは午前中（9:50 - 11:50）に放送されるようになりました。そして、年末特番となった2021年以降は、夕方の時間帯（15:45 - 17:45）に定着しています。

関西ローカルでありながら、その年の世相を占う企画と豪華な出演者で、長年多くの視聴者に支持されている年末年始の恒例番組です。

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