片山楽生

片山楽生のプロフィールと経歴

片山楽生（かたやま らいく）は、2002年10月7日に北海道河東郡音更町で生まれた野球選手です。ポジションは投手で、右投左打のスタイルを持っています。彼は若手選手として注目を浴びており、2024年にオリックス・バファローズから6位指名を受けた。以下では、彼の野球人生を詳しく振り返ります。

野球のスタート

片山は音更町立柳町小学校2年生で『柳町イーグルス』に入団し、野球を始めました。小学校6年生の時にはエース兼遊撃手として活躍し、全道少年大会十勝支部大会で4位に入賞。彼は道大会にも出場し、その才能を早くから示しました。

中学校では音更町立共栄中学校に進学し、軟式野球部に所属。3年生の夏にはエースとして同校史上初の全日本少年軟式大会に出場し、見事にベスト4に進出しました。彼の活躍はすでに注目の的となっていたのです。

高校時代の成長

次に進学したのは白樺学園高校です。1年生の秋からベンチ入りし、打力にも自信を持っていましたが、2年生の夏には一塁手を主に務めることに。新チームでは投手に戻り、エースを務めつつ4番打者としてもチームに貢献しました。

2年生の秋には全道大会でチームが初優勝を果たしますが、片山自身の成績は防御率6.05と不満足でした。しかし、大会後に投球フォームを変更した結果、明治神宮大会ではチームは史上初の出場を果たし、片山も初勝利を挙げるなど活躍しました。

コロナの影響とプロ入り

新型コロナウイルスの影響が彼のキャリアにも及び、2020年春の甲子園大会は中止に。しかし、2020年春には最速148km/hを記録し、注目を集めていました。コロナ禍によって実戦から長期間離れた彼は、地方大会でも敗北を喫してしまいました。

片山はプロ志望届を提出しましたが、ドラフト会議での指名は逃しました。しかし、その後のNTT東日本への入社が内定し、同社の硬式野球部では初の高卒選手として迎えられることになります。

NTT東日本での活躍

NTT東日本では、1年目から二大大会に出場しました。夏の日本選手権準決勝で最速151km/hをマークし、初の二大大会デビューを果たします。秋の都市対抗では初先発を果たし、5回1/3を1失点に抑えるなど、着実に成長していきました。彼は2年目も活動を続け、都市対抗ではベスト4、秋の日本選手権では準優勝に導く活躍を見せました。

また、2022年の第4回WBSC U-23ワールドカップには日本代表として出場し、スーパーラウンドのメキシコ戦で5回無失点という素晴らしいピッチングを披露しました。

ドラフト解禁とその後

3年目のシーズンは、都市対抗や日本選手権に出場できず、チームにとって屈辱的な年となったものの、片山自身は2023年に第30回BFAアジア選手権に日本代表として出場し、オープニングラウンドでの登板も果たしました。4年目には都市対抗東京都二次予選に出場し、チームの本大会出場を果たしましたが、結果的に彼は登板の機会がありませんでした。

そして、2024年10月24日にはドラフトでオリックス・バファローズから指名を受け、プロの道を歩み始めました。

選手としての特徴

片山のストレートは、最速151km/hを記録し、その球質は本人によると「ホップ成分が大きい」とのことです。また、彼は変化球でもスライダー、チェンジアップ、カーブ、カットボール、フォークを自在に操り、打者を翻弄します。若き投手の今後の活躍が期待されます。

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