片岡春雄

片岡春雄

片岡春雄（かたおか はるお、1949年3月23日生まれ）は、日本の政治家であり、北海道寿都町の町長を6期務めています。

人物

旭川市で生まれた後、1971年に専修大学商学部を卒業。1975年に寿都町役場に入庁し、教育委員会や農政課、保健衛生課などを担当しました。2001年、当時の町長の死去に伴い町長選に出馬するため退職。新人候補との選挙戦を制し、初当選を果たしました。その後、2017年までは無投票で連続当選を重ね、2021年の選挙では対立候補を破り6選を果たしました。

政策

寿都町立寿都診療所の開設

町長就任当時、4億円の赤字を抱えていた北海道立寿都病院の存続が危ぶまれていました。片岡は、町から病院が無くなることを懸念し、道立病院の町立移管と町立診療所の開設に向けて尽力。2005年4月、寿都町立寿都診療所が開設されました。2018年4月からは、北海道家庭医療学センターに運営が委託されています。

風力発電の推進

町職員時代から、だし風と呼ばれる強風が吹くことに着目し、全国初の町営風力発電を推進しました。町長就任後、この取り組みを本格的に展開。風力発電の固定価格買い取り制度の開始にあたっては、既存施設も対象となるよう働きかけるなど、積極的に活動しています。

高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致問題

2020年8月、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場候補地選定に向けた文献調査への応募を表明。原子力発電環境整備機構による文献調査が開始されました。この問題は町内外で大きな議論を呼び、20年ぶりに対立候補が立った町長選で、片岡は6選を果たしました。

参考文献

地方行財政調査会『全国知事・市町村長ファイル 2015-2016』地方行財政調査会、2015年。

関連項目

首長

外部リンク

* 寿都町

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