片桐孝憲

片桐孝憲：起業家としての歩みと多様なキャリア

片桐孝憲氏は1982年生まれ、静岡県浜松市出身の実業家です。高校時代は裏原宿系のファッションに傾倒し、大学進学を機に東京へ拠点を移しました。東洋大学経営学部在学中は、ゼミでのコンピュータとの出会いをきっかけに、その魅力に惹きこまれます。当初は映像作家を目指していましたが、その後、起業という道を選びました。

大学在学中は、ウェブサイト制作を請け負いながら起業資金を蓄積。大学卒業を待たずして、2005年、弟と坂上隆行氏と共にウェブ制作会社「ウェブテネット」を設立し、代表取締役に就任しました。その後、大学時代の知人である上谷隆宏氏（通称：馬骨）が立ち上げたイラスト投稿サイト「pixiv」の運営を引き継ぎます。

片桐氏と上谷氏は共同で「pixiv」の運営に尽力し、同サイトを急速に成長させました。2008年には、自社の社名を「ピクシブ株式会社」に変更し、事業を「pixiv」に一本化します。ピクシブ社長として会社を牽引する傍ら、株式会社アニウェア取締役会長、株式会社アニメイトラボ代表取締役社長、株式会社アニメイトホールディングス取締役など、複数の企業で要職を歴任しました。

2017年1月には、株式会社DMM.comおよび株式会社DMM.comラボの代表取締役社長に就任。2018年6月には両社が合併し、合同会社DMM.comに組織変更された後も、最高経営責任者（CEO）兼社長として会社を率いました。その後、2019年2月に執行役員に就任、同年6月にDMM.comを退職しました。現在は、ヌプカ株式会社代表取締役CEOとして新たな挑戦を続けています。

経歴と主要な活動

片桐氏の経歴を簡潔にまとめると以下のようになります。

2005年7月: ウェブ制作会社（現：ピクシブ株式会社）設立、代表取締役に就任
2008年: ピクシブ株式会社に社名変更、事業をpixivに一本化
2015年1月: 株式会社アニメイトホールディングス取締役就任
2015年2月: 株式会社アニウェア設立、取締役会長就任
2016年12月: ピクシブ株式会社代表取締役社長から取締役へ異動
2017年1月: 株式会社DMM.com、株式会社DMM.comラボ代表取締役社長に就任
2017年9月: 株式会社アニメイトホールディングス取締役退任
2017年12月: ピクシブ株式会社取締役退任
2018年6月: 合同会社DMM.com最高経営責任者（CEO）兼社長に就任
2018年10月: 静岡県浜松市親善大使「やらまいか大使」就任
2019年2月: 合同会社DMM.com執行役員に就任
2019年6月: 合同会社DMM.com退職
* 現在: ヌプカ株式会社代表取締役CEO

まとめ

片桐孝憲氏は、高校時代からの独自性を持ち続け、常に新しい挑戦を続ける実業家です。起業家としての成功だけでなく、複数の企業経営に携わり、幅広い分野で活躍してきました。彼の経験と手腕は、今後の日本のビジネスシーンにおいても注目に値します。 浜松市親善大使「やらまいか大使」に就任したことも、地元への貢献を示すエピソードと言えるでしょう。

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