片桐淳至

片桐淳至のプロフィール

片桐淳至（かたぎり あつし、1983年8月1日生まれ）は岐阜県出身のサッカー選手で、主にフォワードのポジションで活躍してきました。彼は高校時代から注目される選手で、多くのクラブで経験を積み重ねてきたことが特徴です。

サッカーキャリアの始まり

片桐は岐阜工業高校に在学中、第80回全国高等学校サッカー選手権大会で得点王に輝くなど、その実力を示しました。2002年に名古屋グランパスエイトに入団するも、初年度は出場機会が限られていました。2004年にはアルゼンチンのクラブにレンタル移籍し、海外でも経験を積むことになりました。

帰国後、名古屋に復帰しましたが、出場機会は依然として少なく、2005年にはJFLのFCホリコシ（現在のアルテ高崎）にレンタルされ、そこでの活躍が評価されました。ホリコシで10試合に出場し、4得点を記録しました。

FC岐阜での活躍

2006年には名古屋からFC岐阜に完全移籍。背番号10番を背負い、主力選手としてチームを引っ張りました。彼はシーズン中に14試合で14得点を挙げ、チームのJFL・J2昇格に多大な貢献を果たしました。特に2008年には得点王に輝き、チームの絶対的エースとしての地位を確立しました。

ヴァンフォーレ甲府での挑戦

2009年、片桐はヴァンフォーレ甲府へ完全移籍します。2011年にはJ1で29試合に出場し、チームはJ2に降格したものの、彼自身は高い評価を受けました。その後、2012年には出場機会が制限され、契約満了で甲府を退団することとなります。

ターニングポイントと引退

2013年にはラトビアのFKアウダの入団テストを受けますが契約には至らず、同年8月にMIOびわこ滋賀へ移籍しました。MIOを退団した後はしばらく無所属となりますが、2014年に引退を表明。この引退時に地元岐阜でサッカー教室を開催するなど、地域に貢献する姿勢を見せました。

アマチュア選手としての活動と現状

引退後は岐阜県社会人サッカーリーグ1部の大垣.FC.コーガンズでアマチュア選手としてプレー。さらに、2021年から2022年にはFC.Bomboneraの強化部長兼選手を務め、2023年には新たに東濃old boysへ移籍しました。

エピソード

片桐選手は、高校時代の全国選手権において「この大会は僕にとって就職活動の場」と発言したことで知られています。また、名古屋では度重なる遅刻のために謹慎処分を受けたり、FC岐阜時代には規範的な態度でチームを牽引したりと、彼のサッカー人生は多くのドラマに彩られています。

現在、彼はサッカーを通じて地域に貢献する活動に力を入れています。

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