牛尾奈緒美

牛尾 奈緒美 (うしお なおみ)

牛尾奈緒美（旧姓：中村）は、1961年3月8日生まれの日本の経営学者です。彼女は明治大学の副学長を務めており、情報コミュニケーション学部の教授として教育と研究に尽力しています。また、同学部のジェンダー・センター副センター長としても活動し、専門は経営学、人的資源管理論、ジェンダー・マネジメント分野です。これまでのキャリアでは、フジテレビのアナウンサーとしても知られており、広範囲にわたってメディアでも活動しています。

来歴

静岡県清水市出身の牛尾は、静岡雙葉高校を卒業後、慶應義塾大学に進学し、文学部で仏文学を専攻しました。新卒でフジテレビに入社し、ニュースや情報番組のキャスターとして活躍しましたが、1989年に退社し専業主婦となりました。その後、再び学び直し、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程でMBAを取得。さらに、同大学院商学研究科の経営学専攻博士課程を単位取得満期にて退学しました。

1998年、彼女は明治大学の専任講師に公募で採用され、2003年には助教授、2009年に教授、そして2016年には副学長に昇進しています。牛尾はメディア活動にも従事しており、テレビの報道番組でのコメンテーターや、新聞、雑誌への寄稿、様々な講演など、多岐にわたって活躍の場を広げています。また、安倍晋三前首相夫婦とも親戚関係にあります。

彼女は内閣府の男女共同参画推進連携会議の有識者議員や、地方創生IT利活用推進会議の政策企画ワーキンググループにも参加し、JXホールディングス株式会社および株式会社セブン銀行の監査役を務めるなど、社会のさまざまな場面で影響力を発揮しています。

人物

牛尾奈緒美は、日本の企業における女性活用の問題に取り組み、雇用システムの改善を目指しています。彼女は、女性キャリアに関する講座『女性のためのスマートキャリアプログラム』のコーディネーターとしても活躍し、働く女性の能力発揮に努めています。

特に、安倍昭恵とともに行った公開討論では、自身の経験を踏まえ、夢の実現には周囲のサポートが重要であると強調しました。また、女性の社会進出や生活の両立についてのメッセージを、多くの公の場で発信しています。彼女は、家庭と仕事を両立させることの難しさを理解しつつも、感謝の心を持って周囲と接することで道が開けると強く信じています。

出演番組

牛尾は、アナウンサーとしてフジテレビで報道・情報番組に多く出演しました。彼女の経歴には、特に注目すべき番組が多数あり、情報番組以外にもさまざまなテレビ番組に出演しています。コメンテーターとしても、社会問題に対する見解を発信し続けています。

家族

牛尾奈緒美は、娘を持つ母親でもあります。義父はウシオ電機の創業者であり、同社の会長を務めた牛尾治朗です。家族の中には、自民党幹事長を務めた安倍晋太郎の長男、安倍寛信が関連するなど、影響力のある血筋に属しています。

著書

彼女の著書には、『ラーニング・リーダーシップ入門』（共著）、および『女性リーダーを組織で育てるしくみ』などがあり、経営学やリーダーシップに関する知識を広めるために貢献しています。これらの著作は、女性の地位向上やキャリア開発について示唆に富んだ内容となっており、多くの読者に支持されています。

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