猪名川町消防本部

猪名川町消防本部について

猪名川町消防本部は、兵庫県川辺郡にある消防の専門機関で、地域の安全と災害時の対応を担っています。設立は1990年で、町内全域をカバーする重要な役割を果たしています。消防本部の所在地は猪名川町紫合字古津側山にあり、面積は約90.41平方キロメートルです。職員は43名が在籍し、消防署1カ所で地域の防災活動に取り組んでいます。

主な設備と機器

2024年5月1日現在、猪名川町消防本部はさまざまな消防機器を備えています。主力となる普通消防ポンプ自動車は3台、水槽付消防ポンプ自動車が1台、はしご付消防自動車も1台用意されています。また、指揮車、救急自動車（3台）、救助工作車、広報車、資機材搬送車、連絡車、防災活動車など、災害発生時には迅速かつ効果的な対応が可能です。

沿革

猪名川町消防本部は1990年4月1日に設立されました。その後、1990年8月には多紀郡広域行政事務組合との消防総合応援協定を締結し、地域との連携を強化しました。1992年10月には新しい消防本部庁舎が完成し、1993年2月には北出張所が新設されました。さらに、1997年には高規格救急車が配備され、救急医療における対応能力が向上しました。

不祥事

しかしながら、消防本部は2020年に不祥事にも直面しました。若い女性に対する不適切な行為があり、該当する男性消防士長は逮捕される事態となりました。彼は不規則行為で起訴されたものの、その後不起訴となり、消防本部は停職処分を行い、最終的には依願退職を選択しました。このような事案は、地域住民の安全を守る立場にある消防機関にとって深刻な事態で、信頼回復が求められています。

地域への貢献

猪名川町消防本部は、日頃から地域の防災教育や訓練を実施し、住民とのコミュニケーションを大切にしています。地域と共に防災への意識を高め、いざという時に備えることが重要です。消防本部による活動が地域住民の安全につながり、信頼される組織であり続けることが期待されています。

参考情報

• - 兵庫県の消防防災に関する資料として、平成22年版消防防災年報や猪名川町消防本部の消防年報（令和6年6月）が参考にされています。

猪名川町消防本部は地域のパートナーとして今後も防災活動に力を入れていきます。

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