猫 (フォークグループ)

猫（ねこ・NEKO）

猫は日本のニューミュージックシーンにおける注目のフォークバンドであり、1971年に結成されました。メンバーは常富喜雄、内山修、田口清の3人で、その後も複数回のメンバー交代を経て、現在まで活動を続けています。

メンバー

• - 現メンバー
• - 旧メンバー

バンドの歴史

バンドは1971年に早稲田大学のカレッジフォークグループ「ザ・リガニーズ」のメンバーである常富喜雄と内山修、そして「ジ・アマリーズ」のボーカルであった田口清によってスタートしました。彼らは同大学出身の後藤由多加に招待され、吉田拓郎のバックバンドとして活動することになりました。

1972年3月9日、彼らは東芝音工から「人生なんてそんなものさ」でデビュー。一躍注目を浴び、その後CBSソニーに移籍し、吉田拓郎プロデュースのもと、「雪」や「地下鉄にのって」などの楽曲を発表しました。これらの曲は人気を博し、彼らの名声を高める要因となりました。

1975年には3枚目のアルバムをリリースし、4枚目の『エピローグ』が最後のアルバムとなり、活動を一時終了しました。しかし、活動を休止した後も、メンバーそれぞれは音楽界でのキャリアを続けました。特に常富が作曲したあおい輝彦の「あなただけを」は大ヒットし、1976年には「第27回NHK紅白歌合戦」に出演する機会もありました。

1982年と1985年には一夜限りの再結成をし、ファンの間で再び注目を集めました。1991年にはオリジナルメンバーの田口清が他界し、その後も多くのメンバーが天国へ旅立ちました。2000年には再び一夜限りの再結成を果たし、2004年の秋には田口の十三回忌法要を契機に、バンドとしての活動を再開することになりました。

2005年にはオリジナルアルバム「猫 5」を発売し、翌年には「猫 6」の録音を始め、2015年にはそのアルバムの発売記念ライブを行うなど、精力的に活動を続けました。その後、メンバーの変遷もありながら、2020年には「NEKO 7」を録音し、4月にリリースしました。

バンド名の由来

バンド名は当初、多くのバンドが持つ「動物や生き物」にちなんだ名前を考えていました。しかし、最終的には「猫でも犬でもいいだろう」という発想から「猫」というシンプルな名前が選ばれました。この名は、音楽のスタイルと直感的に結びつくもので、バンドのアイデンティティを形成しています。

ディスコグラフィー

• - シングル
• - オリジナルアルバム
• - ベストアルバム

映像作品

• - おんがく白書 猫 (2010.10.29) - ライブ・インタビューのDVD

バンド猫は、その音楽的な遺産や多様な活動を通じて、日本の音楽シーンでの重要な位置を確立してきました。彼らの音楽は世代を超えて多くのファンに愛されており、現在でも新たなチャレンジを続けています。

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