猿田洋祐

猿田洋祐は、1987年7月8日生まれ、埼玉県川口市出身の男性総合格闘家です。和術慧舟會HEARTSに所属しています。彼は、そのキャリアの中で、修斗世界ストロー級王座とONE世界ストロー級王座という二つの主要なタイトルを獲得した実績を持つ実力者です。

格闘技キャリアの始まり

猿田は、器械体操で培った高い運動能力を基盤として、総合格闘技の世界に足を踏み入れました。2008年1月にプロデビューを飾り、その翌年の2009年には修斗バンタム級新人王の座を獲得しました。さらに、2011年にはブラジリアン柔術世界選手権茶帯ルースター級で準優勝という輝かしい成績を収めています。

修斗世界ストロー級王座獲得

猿田のキャリアにおける大きな転換点となったのは、2017年10月15日に行われた修斗舞浜大会での出来事です。彼は、澤田龍人との修斗世界ストロー級王座決定戦に挑み、4ラウンドにパウンドによるTKO勝利を収めました。この勝利により、猿田は三度目の挑戦で念願のストロー級王座を獲得し、第7代修斗世界ストロー級王者となりました。

ONE Championshipへの挑戦

2018年12月7日、猿田はONE Championshipに初参戦し、ONE Championship: Destiny of Championsで元ONE世界ストロー級王者であるアレックス・シウバと対戦しました。この試合で、猿田は3-0の判定勝利を収め、ONEの舞台でもその実力を証明しました。

ONE世界ストロー級王座獲得と防衛

2019年1月19日、ONE Championship: Eternal Gloryで、猿田はONE Championship世界ストロー級王者ジョシュア・パシオに挑戦しました。当初は鈴木隼人が挑戦する予定でしたが、体調不良により欠場となり、猿田が代役として出場しました。この試合で、猿田は5ラウンドを戦い抜き、2-1の判定で勝利し、見事ONE世界ストロー級王座を獲得しました。しかし、同年4月12日、ONE Championship: Roots of Honorで行われたタイトルマッチでの再戦では、ジョシュア・パシオに4RKOで敗れ、王座を失いました。

その後の戦い

王座陥落後も猿田は戦いを続け、2020年9月10日にはRoad to ONE 3: Tokyo Fight Nightでストロー級ランキング2位の内藤のび太と対戦し、判定で勝利しました。2021年9月24日には、ONE Championship: Revolutionでジョシュア・パシオとの三度目の対戦となるONE世界ストロー級タイトルマッチに挑みましたが、TKOで敗れ、王座奪還はなりませんでした。

主な獲得タイトル

• - 修斗バンタム級新人王（2009年）
• - 修斗インフィニティトーナメントバンタム級 優勝（2012年）
• - 第7代修斗世界ストロー級王座（2017年）
• - 第6代ONE Championship世界ストロー級王座（2019年）

受賞歴

• - 2018年修斗年間表彰 MVP

猿田洋祐は、その卓越した運動能力と不屈の精神で、日本の総合格闘技界を牽引する一人として、今後もさらなる活躍が期待されています。

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