獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ

獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ

この映画は、2014年1月18日から東映系で公開された特撮映画であり、ウルトラマンや仮面ライダーと並ぶ人気のある「スーパー戦隊シリーズ」の一環です。『獣電戦隊キョウリュウジャー』と『特命戦隊ゴーバスターズ』のクロスオーバー作品で、シリーズの伝統的なVSバトルが描かれています。スーパー戦隊祭の第6弾として製作され、初めて正式なサブタイトルも付けられました。

映画の概要

本作では、2つの戦隊に加え、過去の恐竜モチーフを持つ『恐竜戦隊ジュウレンジャー』と『爆竜戦隊アバレンジャー』が登場し、ファンにはたまらない豪華なキャストの共演が実現しました。これにより、特撮ファンが懐かしのキャラクターたちを再びスクリーンで見ることが可能になりました。また、レッドバスターとキョウリュウレッドの対面シーンは、前作『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』の続編としても設定されています。

映画は、全国304スクリーンで公開され、初日2日間の興行収入は1億3,399万1,700円、観客動員数は13万3243人を記録。映画観客動員ランキングでは初登場で第3位を獲得しました。

歴代恐竜戦隊の登場

本作の特徴は、歴代の恐竜をテーマにしたスーパー戦隊が参加している点です。出演しているのは過去のジュウレンジャーやアバレンジャーのキャストで、彼らはこの作品のために一時復帰した姿を見せました。元々、この「恐竜スーパー戦隊」を融合させる意図はあったものの、30分という短い劇場版では収まりきらないため、本作に持ち越されたという背景があります。坂本監督はジュウレンジャーの海外版でも監督を務めていたため、今回のプロジェクトには特別な思いを抱いて臨んだとされています。

トッキュウジャーの登場

さらに、『烈車戦隊トッキュウジャー』もエンドクレジットの後に特別出演していますが、キョウリュウジャーとの直接的な対面はなく、ストーリー的には続く展開を意図したものとなっています。名乗りのシーンも従来のシリーズとは異なる演出がされており、撮影段階では監督がまだトッキュウジャーに関する知識がなかったために、独自のアプローチが試みられました。

悪の恐竜ハンターの誕生

物語の大きな魅力の一つが、キョウリュウジャーが悪の恐竜ハンターとして変貌する展開です。これは複数の戦隊が絡む物語のため、プロデューサーの提案をもとに展開されています。これにより、観客はキャラクターたちの新たな一面を見ることができるでしょう。

あらすじ

ストーリーは、宇宙の大恐竜ボルドスが地球に現れ、恐竜系スーパー戦隊を滅ぼしにかかります。彼の手下、ネオグリフォーザーやネオガイルトンが過去の英雄たちを襲い、彼らから希望の力「ダイノホープ」を奪って洗脳します。特命戦隊ゴーバスターズが事態に気づき、出動する中でキョウリュウジャーも共闘します。しかし、厳しい戦いの中、キョウリュウジャーは次第に洗脳され、恐竜を排除に向かう恐竜ハンターとなってしまいます。果たして、彼らの運命はどうなるのか、スリリングな展開が待っています。

キャラクターたち

本作に登場するキャラクターたちは、個性豊かであり、特に新たに登場する悪役たちが物語の緊張感を高めています。宇宙大恐竜ボルドスは驚異的な存在感を持つ悪役であり、彼の登場により物語は一層深刻な展開を迎えます。さらに、本作には特別な技が次々と披露され、戦闘シーンの迫力が加わり、特撮映画としての醍醐味を存分に楽しむことができます。

まとめ

『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』は、懐かしいキャラクターたちの共演と新たな悪役の登場により、シリーズファンには忘れられない作品となっています。多彩なキャストと向き合う敵との戦いを通じて、友情や勇気の大切さを再確認できる、感動的な一作です。

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